* 梅雨にはいり、樹々はいきいきとしています。園内はおよそ8,500本の緑で
覆われます。苔もたっぷりと水分をふくみ、キノコも見られるようになりました。
梅林の梅や、アンズの実も黄色く色づきはじめ、散策路を通るカップルが、
足下に落ちている梅をそっと拾って楽しそうに笑っています。
* 緑の葉陰の小さな赤いサクラの実。「ちょっと見て、可愛い!」と女の子が嬉
しそうに見上げます。
黒く熟した実が地面や橋の上に落ちて、ぽつぽつと黒く染めています。
* 大きな葉のキササゲ。少し黄色みを帯びた花びら。いくつかの花が集まって
咲いています。
平安時代後期に著されたという「作庭記」。「西に大道なければ楸(ひさぎ)7
本を植え・・・」と書かれています。
園内の西側の瓢池の畔に植えられているキササゲ。四神思想に基づいて植えら
れたものでしょうか。思いめぐらすのもまた楽しみの一つです。
* 梅林の曲水沿いには濃い紫色や、淡い紫色のハナショウブが目を楽しませてく
れます。日本武尊の銅像付近に古代紫色のノハナショウブが咲いていますが、
このノハナショウブを原種として、江戸時代にいろいろな園芸品種はできたそうです。
* 紅紫色のハギが枝いっぱいに花をつけ、枝が大きくカーブを描いて下がっています。
梅林のハギは舟之亭のすぐ横に植えられており、舟之亭の腰掛けに座ってハギを
バックに仲良く写真を撮っている姿が見られました。
萩の風ほつほつと花咲きそめし 高浜虚子
* キンシバイやコウホネ、黄色が鮮やかです。
* ネジバナが優しげに咲いていました。「もじずり」ともいうそうです。
* 神社などによく植えられているサカキ。清楚な白い小さな花が咲き始めました。
白い色から黄色へ変わっていきます。
* 赤紫色のちょうちんのような花、ホタルブクロが下向きに咲いています。
ジヨウモリ