マルチメディアスタジオを作りました。ここへは美大の先生も使って欲しい。美大の教室としてやって欲しいと思っています。大学生だけではだめで、小学生も学校の、自分の学校をPRするビデオをここで作ればいいんで、そうすれば小学生も中学生も高等学校も大学もここへ来ると、当然のことながら大人も来て、そしてまずは仕事をつくること、そしてITというものについての啓発の場たらしめること。教育の場たらしめること。このことで沢山の人がここへ来て、このことで界隈が賑わう、まちが元気になる、そんな多様な目的を持った施設であると、こう申し上げてこれからの皆様のご協力をお願いしたいのであります。 私はかねて金沢の新しい文化や情報にかかわる産業、文化情報産業、こんな表現がいいのか悪いのかわかりませんけど、そういうものを是非つくっていきたい、というふうに思ってきました。長い間思ってきました。ここに金沢大学名誉教授の安井先生が来ていらっしゃいます。私は安井先生に金沢弁で言ったら長い間に渡ってぐずってきました。わかりますか「ぐずる」という言葉、“先生。ぜひ新しい産業を興すんだったらどうすればいいのか考えて欲しい。”長い間に渡ってこんなことを申してきたのは事実でございますが、やっとここにきて先生のご努力もあり少し条件が整ってたかなと思うことがあるんです。 一つは新しい美術館が10月9日にオープンをします。この美術館は今までとはひと味もふた味も違って、新しい試みを展開しようとする美術館であります。これが一つある。いよいよ7年の年月をかけて準備をしてきてやっとオープンができるまでになってきた。これが一つ。 もう一つは、eAT金沢というそんな行為が、これは施設ではありませんで行為なんですが、8年間続いてきました。eAT金沢とはエレクトロニック・アート・タレント、ITを使ったアートとの関わりで色んなことを試みてきました。コンピータグラフィックから始まって、いまはアニメなどを議論をして研究をしてまいりまして、裾野が広がってきて金沢では知りませんけど東京からは知られている。東京の人が知っている、地元金沢何にも知ってくれない、そんな催しがあるんです。これも8年間続いてまいりまして、人材も着実に育っていると聞いております。
マルチメディアスタジオ
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そんな背景がありまして、美術館もeAT金沢もアートにかかわる、アートとかeATとかITとかこういうものの中から、単に劇とか文化を研究するとかではなくて、もう一つ進んでビジネスに繋がっていきたい。芸術文化をビジネスとか産業に結びつけたい、そんなことをかねがね思ってまいりまして、今ほど申し上げたような、一つ一つ外の条件が整ってきていると感じまして、今度この「ITビジネスプラザ武蔵」のオープンいうことになった次第でございます。 多くの先生方のご指導をいただきました。あらためて感謝をしたい、というふうに思ってまして、ここから金沢の次世代のビジネス産業こういうものが起こっていったら私にとって望外の夢想、そしてこのことを長年に渡って心してきた、どうぞ私の思いを知ってくださってご支援をいただきたい、とこんなふうに思うのです。 かつて金沢は繊維工業と繊維機械工業これが主流のまちでした。いろんな情勢変化によって元気をなくしてきた。相対的に産業の中での地位を低下させてきているということです。何とかこれに活力を入れたいと思いまして、そういたしますと金沢のまちであれば、デザイン、ファッションこういう分野を強化して、そして製品に付加価値を高め、このことでまちを元気にしたいという思いがあるんです。単にテキスタイルとかアパレルとかいう分野だけではありませんで、生活文化全般にかかわりましてデザインとかファッションとかこういものが付加価値を高めることに機能して、そして新しい金沢の次世代産業に結びつけていきたい。こんな思いがあるんです。 うれしいことに先月、金沢市議会は「金沢ファッション産業都市宣言」というものを議決していただきました。これをバネにして金沢美術工芸大学にファッションとかデザインそういう分野のセクションというものを研究して、ここで人材が育ち、その人材がいろいろな業界に出ていって、そして新しい付加価値製品、高付加価値製品をつくる、自らもまたデザインとかファッションとかのコンサルタントとをやる。こんなことがあってもいいのではないでしょうか。 こんなことができるのは、わたしは繊維とか繊維機械とかそういった素地を長く持ってまいりました金沢、そして金沢美術工芸大学という学府を持つ、このまちだからこそできるんであって、よそのまちでは真似できないと思っていまして、だからこそこれに力を入れたいのであります。どうぞひとつご支援をいただきたい、このように思っています。 この武蔵ヶ辻の一角から体は小さいんですけれど一生懸命知恵を出して、そしてまちを元気にして、新しい風を吹かして、そういう拠点たらしめたい。この一念です。
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