金沢市では、本市の個性を示す都市の基本構造と歴史遺産の現状を把握し、それらの歴史的変遷と独自性・関連性に基づき価値を明らかにし、その保存・活用のための方針と方策を示すことを目的として、平成21年3月に「金沢市歴史遺産保存活用マスタープラン」を策定しました。

[歴史のまちしるべ標示事業]
かつての金沢には、由緒ある町名・地名を多く見ることができましたが、昭和38年からの住居表示制度の施行によって、その大半が消えてしまいました。
金沢市では、その土地の歴史や由来、情景を現代に語る旧町名を後世に継承するため、昭和54年度より「歴史のまちしるべ標柱」を設置しています。

金沢市では、平成16年度から市民が主体となって地域の文化財の保存・継承のために調査・保護活動を行う文化財愛護推進員を養成する研修を行い、養成課程を修了した51人が文化財愛護推進員として様々なボランティア活動を行っています。平成21年度にボランティア組織「うめばちの会」が発足し、会員が増え、活動の幅も広がっています。