| 院内感染対策委員会(ICC)
院内感染対策を実施するために設置されている中央機関が、院内感染対策委員会(Infection Control Comittee)です。当院では、院長自らが委員となり、感染対策に力をいれています。
感染制御チーム(ICT)
ICCが決定した院内感染対策を実行するための実働組織が、感染制御チーム(Infection Control Team)です。
| ICTはICCと連携を保ちながら、実際に各部署におもむき、現場の状況を的確に把握して、院内感染対策を実行する実働部隊です。 |
リンクナース
各部署には、感染対策委員として感染制御リンクナースを配置しています。リンクナースは、ICTと連携し、現場の感染対策を実施しています。リンクナースはあえて師長や主任をはずし、中堅で積極的なナースが任命されています。
ICTの構成
ICTの構成は、医師2名(うち1名は、感染制御医 Infection Control Doctor,ICDの資格を有しています)、看護師2名(師長1名、リンクナース長1名)、薬剤師1名(注射用抗菌薬担当)、検査技師1名(細菌担当)、栄養士1名、事務職員1名、計8名です。ICT活動の中心は、病棟回診とアウトブレイク(集団発生)の早期発見です。
ICTのうち、医師2名、看護師長、薬剤師、検査技師の計5名が、毎週木曜日の午後4時から1時間くらいかけて全病棟を回診します。
・薬剤師は、特定抗菌薬を投与されている患者さんをあらかじめリストアップします。
・検査技師は、耐性菌が検出された患者さん、血液培養・カテ先培養陽性患者さんをリストアップします。
・各病棟では、感染患者さんをリストアップします。これらの患者すべてを、各病棟の師長やリンクナースをまじえて討論します。
|

| もし、問題点があれば主治医を含め、職員に改善をうながします。 |

| アウトブレイクが疑われた場合には、ICDとICT師長はすみやかに現場におもむき、指示をし対策を講じます。 |
つい最近も、施設からの入院患者のノロウイルス感染を早期に発見しました。保健所と連携し、施設での感染拡大の防止に貢献しました。もちろん、病院内でのノロウイルス感染を完全に阻止しました。
その他の活動
その他の活動として、職員への感染防止の教育、特定抗菌薬届け出制の導入、サーベイランス指導などを行っています。職員に知ってもらいたいことは、ICTニュースを発行(1回/月 を目標に)し、啓蒙しています。
| ICTの行っている院内感染対策活動は地道です。院内感染が起きなくてあたりまえ、起きれば大変。活動成果が現れにくい仕事であり、しかもICT全員が兼務です。しかしICT全員は『絶対に院内感染を起こしてはいけない』という使命で頑張っています。引き続き、皆様のご理解とご協力をお願い致します。 |

“リンクナース”って何?
リンクナースとは、ICT師長1名と、各フロアに1名ずついる感染管理スタッフナースです。 その主な活動内容は、院内感染対策委員会やICTでの検討・決定事項に対し、それを各フロアで実践し、また、フロアスタッフの感染管理に対する教育啓蒙活動を実践の場で感染管理を行う、いわば実働部隊です。また、現場で起こっている問題や様々な疑問に対し、ICTに投げかけたりすることもあります。 また、環境感染学会への参加や院内での研修会・勉強会など、感染に対する知識や学習意欲としては、かなりモチベーションの高いチームだと思われます。
リンクナースは病棟により近く、ICTはリンクナースとより近くお互いに協力し合いながら、患者さんや職員の安全で安心できる入院環境作りを目指し、日々努力し活動しています。
|