| 当科での平成16年の年間手術件数は336件、うち白内障手術は306件(91%)を占め、その他は眼瞼内反・下垂手術、翼状片手術、眼瞼腫瘍摘出術などです。そこで当科での白内障手術について簡単にご紹介し、病診連携の利便性もご案内いたします。
眼科の手術日は火曜と木曜の週2回午後で、1日4〜5件の手術を施行しています。白内障手術では片眼の場合、手術前日入院、手術翌日退院の3日入院です。両眼の場合、月曜日入院、火曜手術、そして木曜手術、金曜退院の5日入院となります。手術は局所麻酔(現在はテノン嚢下麻酔)で高齢者も苦痛なく安心して手術を受けられ、術直後からトイレ歩行可能です。白内障手術はすべて顕微鏡下で行い、約3mm切開です。そのため出血がほとんどなく、ワーファリンなどの抗凝固剤は中止せず、煩わしい術前管理の必要なく手術可能となります。
最近6ヶ月間(平成16年7月〜12月)の白内障手術患者104例、150眼についてまとめてみました。男性33例、女性71例と女性が約2倍で、年齢は38〜88歳(平均83歳)でした。紹介患者は53例(51%)で、うち他の眼科からの紹介は40例(38%)、当院他科からは11例(11%)、他院内科からは2例(2%)でした。手術に際し全身状態などの診療情報提供が必要だった症例は52例(50%)でした(他院へは36例、当院内科へは16例)。多数の先生方にお世話になっております、改めてお礼申し上げます。 手術時間は12〜40分(平均17.6分)でした。術式は150眼中、水晶体超音波摘出術+眼内レンズ挿入術が141眼(94%)を占め、9眼が水晶体嚢外摘出術+眼内レンズ挿入術でした。緑内障や糖尿病などの合併のため散瞳不良にて虹彩切開を併用したのは6眼でした。術中合併症としては虹彩脱出1眼、後嚢破損1眼ありますが術後視野機能への影響は現在のところみられません。術後合併症としては内皮障害による角膜混濁が1例2眼あり現在他医で経過観察中です。
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