本文へジャンプ
金沢市公式ホームページ トップページへ 
 文字サイズ 
文字を大きくする文字を標準にする文字を小さくする
よくある質問読み上げ・拡大(ホームページ閲覧補助ソフト)
サイトマップサイト内検索
 
 
現在位置:トップの中の健康・医療・衛生の中の市立病院から地域連携室通信7
 

地域連携室通信7

印刷用ページを表示する
地域連携室通信7

 Vol.7 (2006.8)
発行:金沢市立病院地域連携室 TEL 076-245-2626 FAX 076-245-2693

誠意と信頼

副院長 東藤義公

 新研修医制度、保険点数の大幅減額、患者負担の増額、レセプト電算化、看護数、DPC制度、一般病床の半減、長期療養型病床の大幅削減など、ここ数年間の医療制度の改変は著しく、そのスピードと内容は予想をはるかに上回っています。このような医療側、患者側の双方に大きな犠牲を強いる急激な改変には甚だしく疑問を感じるこの頃です。
 このようななかで、当院では数年前に地域連携室を立ち上げ、また近くオープンベッドも開始される予定となっています。また、レセプト電算化、7対1看護、DPC導入も避けてはとおれない問題であり、これらを少なくとも2年以内に達成できるよう努力している状況です。また、昨年は病院機能評価の更新年にあたりましたが幸い無事更新することができました。
 形の上では徐々に体制が揃ってきた状況ではありますが、その内容においてはまだまだ不十分で、開業医の諸先生にはさぞかしご不満もあろうことと思われます。職員一同、一生懸命やっているつもりでありますが、ご意見を戴きますと目の覚める思いがすることがあり、全員で協議して適正な対応に修正しております。医療体制がどのように変わろうとも、諸先生および患者さんからの信頼を得られるには誠意を持った応対につきると考えております。相互のさらなる信頼関係を築くために、忌憚のないご意見を頂戴できましたら幸いと存じます。

当科における白内障手術

眼科 横川由起子医師
 
 

当科での平成16年の年間手術件数は336件、うち白内障手術は306件(91%)を占め、その他は眼瞼内反・下垂手術、翼状片手術、眼瞼腫瘍摘出術などです。そこで当科での白内障手術について簡単にご紹介し、病診連携の利便性もご案内いたします。

 眼科の手術日は火曜と木曜の週2回午後で、1日4〜5件の手術を施行しています。白内障手術では片眼の場合、手術前日入院、手術翌日退院の3日入院です。両眼の場合、月曜日入院、火曜手術、そして木曜手術、金曜退院の5日入院となります。手術は局所麻酔(現在はテノン嚢下麻酔)で高齢者も苦痛なく安心して手術を受けられ、術直後からトイレ歩行可能です。白内障手術はすべて顕微鏡下で行い、約3mm切開です。そのため出血がほとんどなく、ワーファリンなどの抗凝固剤は中止せず、煩わしい術前管理の必要なく手術可能となります。

 最近6ヶ月間(平成16年7月〜12月)の白内障手術患者104例、150眼についてまとめてみました。男性33例、女性71例と女性が約2倍で、年齢は38〜88歳(平均83歳)でした。紹介患者は53例(51%)で、うち他の眼科からの紹介は40例(38%)、当院他科からは11例(11%)、他院内科からは2例(2%)でした。手術に際し全身状態などの診療情報提供が必要だった症例は52例(50%)でした(他院へは36例、当院内科へは16例)。多数の先生方にお世話になっております、改めてお礼申し上げます。
 手術時間は12〜40分(平均17.6分)でした。術式は150眼中、水晶体超音波摘出術+眼内レンズ挿入術が141眼(94%)を占め、9眼が水晶体嚢外摘出術+眼内レンズ挿入術でした。緑内障や糖尿病などの合併のため散瞳不良にて虹彩切開を併用したのは6眼でした。術中合併症としては虹彩脱出1眼、後嚢破損1眼ありますが術後視野機能への影響は現在のところみられません。術後合併症としては内皮障害による角膜混濁が1例2眼あり現在他医で経過観察中です。

 術後121眼について矯正視力を検討しました(退院後紹介医へ通院のため術後視力が不明の28眼、術前網膜静脈閉塞があり網膜光凝固術目的で白内障手術をした1眼を除く)。視力1.0以上は78眼(65%)、0.9〜0.7は28眼(23%)、0.6〜0.3は15眼(12%)でした(術前視力は光覚弁〜1.2)。5段階以上改善したのは56眼(46%)、3〜4段階が29眼(24%)、1〜2段階が34眼(28%)、不変が2眼(2%)でした。98%の眼で1段階以上の視力改善がみられ満足する結果が得られました。
 白内障は本来透明である水晶体が混濁する疾患で、濁るタイプによって症状が大きくことなります。大きく分けて1.核白内障、2.皮質白内障、3.後嚢下白内障があります。1の場合進行すると近視化が起こり、遠方は見にくいのですが一時的に老眼鏡が要らなくなり、老眼が治ったと錯覚する方がいます。さらに進行すると遠方も近方も見にくくなります。2、3の場合は室内では比較的見やすいのですが、一方明るい室外ではまぶしい、かすむなどの症状を起こし、とくに運転には大きな弊害を及ぼします。こういうタイプの白内障では室内視力が1.0以上という方であっても手術適応となります。従って手術適応は視力だけでは判断せず、年齢、水晶体混濁の程度、仕事、患者自身の不都合さなどQOL、ADLを考え合わせ総合的に決定します。最近100歳の女性の白内障手術を経験し良好な結果を得ました。「一日でも明るく過ごしたい」、「過ごさせたい」というご本人とご家族の言葉がとても新鮮でした。

 最後に眼科では本年2月から全面的に予約制を導入しました。白内障手術目的でご紹介をいただく場合、事前にご連絡していただければ受診前に手術日程を決定できると同時に、術前検査の予約も可能となり、患者さんに何度も足を運んでいただく手間を省けます。病診連携を大いに利用してできるだけスムーズな診療、手術を行いたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

眼科・診療時間のご案内

 
午前
診察
診察(予約のみ)
診察
診察(予約のみ)
診察
午後
診察(予約のみ)
手術
診察(予約のみ)
手術
診察(予約のみ)

マルチスライスCT導入しました!(放射線科)
 当院では、最新型のマルチスライスCT装置を導入いたしました。この装置は従来の装置より短時間でより細かな画像を得られ、患者さん一人当たりの検査時間も短縮されます。また、装置自体が患者さんの体格に合わせた適切な放射線量を決定して撮影するため、放射線被曝も軽減いたします。今まで予約待ち等で大変ご迷惑をおかけしましたが、地域連携枠を設けましたので、当日でもお気軽に予約を承ります。今後もより良い情報を提供していきたいと思っております。また、今年度中に1.5テスラの新型MRIを導入する予定です。
医療安全管理室が設置されました!
 6月より、『医療安全管理室』が新たに設置され、専従の医療安全管理者(ジェネラルリスクマネージャー)が勤務しております。主な職務内容は、
1.巡回安全点検による計画実施状況の調査と評価
2.医療事故連絡書、医療事故報告書およびインシデント報告書の収集と管理
3.医療事故(医事紛争)の原因分析、調査と動向解析、対策立案
4.医療安全管理に係る情報収集および院内各部門との連絡調整
5.医療安全に関わるマニュアルの作成指導および管理
6.医療事故防止に関する教育および研修(企画と運営)、医療事故防止に関する啓発活動、ニュースの発行
7. 他施設の医療安全管理室との情報交換と連絡調整
・・・等々を行っております。患者さんや職員の安全・安心な療養・職場環境作りに努めたいと思っております。
オープンベッドを開設します!
 平成17年度に登録医制度を導入し、1年を経過しました。登録医の先生方のご協力により、医療施設間の密接な連携を強化することができました。
 さらなる交流と連携を円滑にするため、今秋にはいよいよオープンベッドを開設することとなりました。ご利用くださるようお願いいたします。

発行:金沢市立病院
      地域連携室
TEL 076-245-2626
FAX 076-245-2693 
 
ページトップへ戻る


金沢市立病院(代表)
TEL: 076-245-2600FAX: 076-245-2690E-mail: byouin@city.kanazawa.lg.jp
 
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください。

 
詳しいご意見はこちらからお寄せください。
 
▶ アクセシビリティへの配慮について ▶ 個人情報の取り扱いについて ▶ リンク・著作権・免責事項について
 
金沢市役所 〒920-8577 金沢市広坂1-1-1 (代表)TEL. 076-220-2111
Copyright  Kanazawa City All Rights Reserved