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産業金沢らしさ

和菓子(わがし)

加賀藩(かがはん)の時代からお茶がさかんだった金沢では、お茶にそえる和菓子(お茶菓子)が発展(はってん)しました。今でも、いろいろなもよおしものや、季節の行事に用いられる和菓子づくりがさかんです。

伝統(でんとう)ある和菓子には、落雁(らくがん)という干菓子(ひがし)が有名です。昔から伝わる木型という道具を使って、花や鳥、友禅流し(ゆうぜんながし)をイメージした形を作ります。色とりどりの美しい落雁がたくさんあります。

 

らくがん

お茶席でそえられる上生菓子(じょうなまがし)は、餅(もち)や餡(あん)で風景や花などをかたどった上品な和菓子です。食紅(しょくべに)などを使って美しく色づけした、菓子職人(しょくにん)の技(わざ)が光る芸術品(げいじゅつひん)です。

 

上生菓子

お祝いに用いられる五色生菓子(ごしきなまがし)は、「日・月・山・海・里」を表現(ひょうげん)した五色の生菓子です。3代藩主(はんしゅ)利常(としつね)の正室、珠姫(たまひめ)がとついで来た時に作ったのが始まりといわれています。

7月1日の氷室(ひむろ)の日に食べるのが、氷室まんじゅうです。加賀藩の時代から伝わる、無病息災(むびょうそくさい)を願う金沢の初夏のお菓子です。

江戸時代からの庶民(しょみん)のお菓子としては、砂糖(さとう)を使わず、米と大麦だけで作られる水飴(みずあめ)があります。体によく元気が出るお菓子として人気があります。

金沢は、明治・平成には全国菓子大博覧会(だいはくらんかい)が開催(かいさい)され、菓子処(かしどころ)として全国的に有名です。今でも菓子職人達の努力で、お菓子づくりの技(わざ)が守られています。

金沢市尾張町(おわりちょう)の菓子文化会館(かしぶんかかいかん)では、お菓子の展示(てんじ)や石川県内のお菓子の歴史や文化を紹介しています。
また、菓子づくり教室では、金沢市内の和菓子店の店主から菓子づくりを教わることができます。