災害用備蓄食品(アルファ米)への異物混入の調査結果について
経緯
3月18日に、市内2か所の保育所(①森山保育所 ②矢木保育所)から、喫食した災害備蓄用のアルファ米への異物混入の届出があったことから、製造元で原因調査を行い、その結果について以下のとおり報告を受けた。
調査結果
(1)異物の形状および性状について
① 2×2×1㎜で白色の岩石片
② 直径約8㎜、高さ約2㎜のドーム状で黒色のポリスチレン樹脂の断片
外観から何らかのキャップと推定される。
(2)製造工場内における異物混入の可能性検証について
・製造工場内で、異物と同様の物質を用いた機材や器具等はない。
・工程中の複数個所にて異物を除去できる対策を実施しており、当該異物の形状及び外観であれば選別除去されるため、商品に残存する可能性は非常に低い。
・製造当日の製造日報から、製造トラブルや製造ラインの破損などはない。
(3)回収した未消費アルファ米の検査について
・回 収 数 99箱 4,950 食分
・検査内容 米、具材についてそれぞれ対象品を選別台に広げ、5名の作業者で同時に目視による検品を行ったが、どちらも異物は検出されなかった。
○ 製造元のアルファー食品㈱が調査した結果、混入経路を明確に特定できなかった。
また、本日までに異物混入による健康被害の届け出はない。
以上により、本件に関する調査は、これをもって終了することとした。
なお、製造元には一層の注意喚起及び異物除去の徹底を要請したほか、今後、防災備蓄食品を訓練で喫食する場合は、事前に目視で確認頂くよう注意喚起する。
災害用備蓄食品(アルファ米)の回収について
令和2年度に賞味期限を迎えるため、昨年12月ごろから、賞味期限内に消費することを条件に、配布したアルファ米については、異物混入の可能性がありますので(令和3年3月19日公表)、お手元に対象物がある場合、提供元に返品していただくか、不明な場合は、下記まで連絡いただくなど、回収にご協力くださいますようお願いいたします。
【お問合せ先】
金沢市危機管理課 076-220-2366(平日9:00~17:45)