旧石川銀行橋場支店(指定保存建造物)
有形文化財 建造物:登録文化財:旧石川銀行橋場支店(きゅういしかわぎんこうはしばしてん)
所在地 | 金沢市尾張町1丁目7番10号 |
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登録有形文化財 | 平成16年11月8日登録 |
旧石川銀行橋場支店は鉄筋コンクリート造4階建ての建物で、浅野川大橋南の橋場交差点に面した不整形の敷地に建ち、現在、金沢文芸館として活用されています。
建物は、昭和4年(1929年)、清水組の設計施工で、高岡銀行橋場支店として建築されたものです。
簡略化された擬ルネサンス様式の建物で、ファサードを縦にほぼ1対2にフリーズとコニースからなる水平の突帯で上下層に分けます。フリーズには円盤状のメダイヨン装飾を連続して付けています。交差点のカーブに沿った曲面のファサードで、建物右隅角部は曲線で丸めています。正面玄関はイオニア式角柱付け柱を左右に配した意匠となっています。1、2階の窓を一体化して扱った5個のアーチを正面に並べ、アーチ頂部には大きなキーストーンの意匠を付けています。3階の窓は角窓で頂部に持ち送りをキーストーン状に付けています。