(県指定)旧高田家住宅
有形文化財 建造物
名称 | 旧高田家住宅 (きゅうたかだけじゅうたく) |
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員数 | 1棟 |
指定日 | 県指定有形文化財 昭和47年1月25日指定 |
所在地 | 金沢市湯涌荒屋町35-1 金沢湯涌江戸村 |
所有者 | 金沢市 |
建築年代 | 18世紀初〜中期頃 |
特徴
旧高田家住宅は、元は市街地から約13.5キロ離れた山間部の湯涌河内町(ゆわくかわちまち)にありました。18世紀初〜中期頃に建てられたと考えられる本百姓の住家で、加賀地方の山村農家の造りをしており、広間型三間取りになっています。床板に書かれた墨書からは、昭和3年に大改造されて現在の姿になったことがわかります。
内部は3室作りで土間には厩(うまや)がしつらえられています。鉋(かんな)の代わりにチョンナを用い、合掌(がっしょう)はまんさくの木で結び、釘・かすがいを使わずはめ込み式です。外面は全国的に少ない妻入(つまい)りの茅葺(かやぶ)きで、煙出(けむりだ)しが正面にあることなどはその特徴といえます。
「金沢湯涌江戸村」に移築・復元し、保存・活用されています。