神谷内古墳群出土品
有形文化財 美術工芸品:考古資料
神谷内古墳群(かみやちこふんぐん)
| 出土 | 神谷内古墳群 |
|---|---|
| 所在地 | 金沢市上安原南60番 金沢市埋蔵文化財センター |
| 市指定文化財 | 令和8年4月1日指定 |
神谷内古墳群は、金沢市の中心部から北東に約5km、丘陵地と平野部の境目に位置する標高約30~70mの3つの尾根上に位置し、それぞれをA・B・C支群とする計20基の古墳からなります。山側環状道路建設事業に伴う工事により、C支群のほぼ全域が削平されることとなったため、平成12・13年度において金沢市埋蔵文化財センターによる発掘調査が実施され、副葬品が多数出土しました。
12号墳からは、中国製の連弧文鏡(れんこもんきょう)や鉄製の袋状鉄斧(ふくろじょうてっぷ)、刀子(とうす)、管玉(くだたま)が発見されました。土器では赤彩が施された壺や高杯(たかつき)が出土しています。17号墳では刀身が内反りの長大な鉄刀(てっとう)や鉇(やりがんな)、鉄鏃(てつぞく)、鉄斧、刀子、ガラス小玉が見つかり、鉄刀は大陸由来と推定されます。18号墳からは倣製(ほうせい)の珠文鏡(しゅもんきょう)や管玉が出土しています。鉄製品や銅鏡(どうきょう)の副葬位置などから、被葬者の葬送儀礼を示す重要な手がかりとなっています。
神谷内古墳群出土品は、一括性を保った優れた内容で構成されており、国内の交流はもとより、中国製の銅鏡や大陸からの搬入品と考えられる鉄刀など、当時の国際交流を示す重要な遺物です。同一古墳群内において築造順と副葬品の比較研究を可能とするなど学術的価値も高く、金沢における古墳時代前期の社会構造や文化交流を理解する上で極めて貴重な資料といえます。





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