木造随身像
有形文化財 美術工芸品:彫刻
木造随身像(もくぞうずいしんぞう)
所在地 | 金沢市花園八幡町 波自加弥神社 |
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市指定文化財 | 昭和52年3月1日指定 |
巾子の高い冠をいただき、武官の束帯姿、片膝を立てて座った1対の随身像で、別名を矢大神、左大神といいます。
阿吽の形相は、仁王像を擬したもので、口を開いている阿形像の形は矢大神で、神社に安置されているときは向かって左方でとなります。
左大神は、向かって右に口を閉じている吽形像です。2体とも両手足先、その他持物が欠落していますが、冠に巻纓つけ、背に矢を、左腰に刀、左手に弓を持つ姿が目に浮かびます。1木造、彫りの深い写実的技法から見て、鎌倉時代の作と認められます。
