ジョンカラ節
民俗文化財 無形民俗:民俗芸能
ジョンカラ節(じょんからぶし)
所在地 | 金沢市東長江町 |
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市指定文化財 | 昭和34年11月3日指定 |
開催時期 |
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金沢市の東長江町に伝承され、かつては、旧盆の8月14日、15日の晩に菅原神社の境内で行われていました。現在は、夏祭りや文化祭に出演するなど、継承されています。東長江町のジョンカラ踊りは、音頭とりが輪踊りの中心に位置し、踊り手と一体になって演ずるところに古風な特徴がありましたが、現在、音頭とりは別の位置に変わっています。
尺八に合わせて、下駄で地面を踏んで拍子を取り、前の唄が終わらない先に、かぶせて後半を唄い出します。音頭とりが疲れたり、文句を忘れたりすると「チョイのハンガチ」「チョイのニンマイダ」「チョイのオキュウドウ」「アーツイテコ、ツイテコ」と囃しながら踊ります。踊り手の衣装は、紫かピンクの無地の着物に編笠をかぶり、細かいたて縞のソウメン帯を締め、紅白のたすきをかけます。
ジョンカラ節は歓喜嘆や、親鸞上人一代記の御伝鈔くずし、また日蓮尊者の地獄めぐりなど、仏教的な内容のものも伝承されています。