板ヶ谷町八幡神社スギ
記念物 天然記念物
板ヶ谷町八幡神社スギ (いたがたにまちはちまんじんじゃすぎ)
所在地 | 金沢市板ヶ谷町 |
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市指定天然記念物 | 平成元年5月1日指定 |
神社境内の3巨樹は板ヶ谷の信仰的存在であり、神殿に向かって左側の最大の株「八幡杉」は樹齢800年といわれています。神社前の道路は、藩政時代を通じ五箇山、城端と金沢を結ぶ重要な幹線の1つでした。
3株は、いずれも高さ38メートルに達し、幹径に差はあるが、ほぼ類似の樹齢にあるとみられます。「八幡杉」は神社への階を登り詰め、向かって左にあり、4株が樹幹を基部で完全に接着したもので、あたかも1樹が根元近くで4分岐しているようにみられます。合体した本樹の胸高幹周は11.6メートルに及びます。
高さは山中町栢野の菅原神社のスギ、鶴来町白山神社のスギ、鳳至郡浦上番頭屋引地方のスギ(いずれも高さ42メートル)に譲りますが、もちろん金沢市において最大であり、3株をあわせて神社社叢を呈しています。
