12年度第2回

介護保険の実施状況

12年度第2回 金沢市介護保険運営協議会 議事録要旨

  1. 会議の日時および場所
    1. 平成12年11月17日(金曜日)15時〜16時40分
    2. 市役所7階全員協議会室
  2. 出席委員
    21名
  3. 議事内容

1. 介護保険制度の実施状況等について(報告)

事務局より、介護保険制度の実施状況、居宅サービス利用状況調査、「長寿安心プラン2000」の進行状況について説明。

(委員)
パンフレットを配布するなどの広報活動を行っても、なかなかサービスの利用につながっていない。もっと地域での支援が必要ではないか。そのためには、もっとお年寄り介護相談センターのPRをすべきである。

(事務局)
これまでもPRしてきたところであるが、さらに周知に努めたい。

(委員)
利用状況調査(アンケート)の回収率が高いということは、非常に関心があるということだと思う。アンケートでは、契約書作成が80%となっている。介護保険により措置から契約に変わったので、100%になるよう指導していく必要がある。また、苦情相談に関する説明が少ないのも気になる。ケアマネの中立性を確保することも含め、継続的な研修を通じて指導していく必要があると思う。また、サービスの質の向上のためには、労働条件の向上が欠かせないと思うが、その点が触れられていない。

(事務局)
アンケート結果については、事業者連絡会を通じ各事業所に報告する。ケアマネの重要性は理解し研修も行っているが、さらに質の向上に努めたい。また、労働条件については、保険者として関与できない部分であることを承知いただきたい。

(委員)
普通徴収では、2,000人以上が滞納しているわけだが、その方たちは払えないのか、払わないのか、そういった状況を把握しているのか。

(事務局)
第2段階の滞納者の一部には払えない方もいると思うが、滞納者のほとんどは現時点で「払っていない」だけの方である。今後、督促等を行っていく中で減っていくと考えている。

(委員)
地域サロンの利用者は、元気な方ばかりであり、当初の目的とされた虚弱な方(認定漏れの方など)の利用は少ない。虚弱な方は通所が困難なこともあり、送迎があればもっと利用者が増えると思う。ただ、送迎については保険の問題もあり難しいと思う。

(事務局)
地域サロンは、認定漏れの虚弱な方のための事業だけではなく、介護予防の意味合いもある。送迎に関する保険については研究したい。

(委員)
限度額に対する利用割合が40%ということであるが、本当に必要なサービスを利用できているのか、具体的な状況をつかむためのケーススタディをする必要があるのではないか。

(事務局)
3月まで(介護保険導入前)の福祉レベルから考えると、40%でもかなり利用は進んでいると考えている。これからも徐々に伸びていくだろう。具体的な利用状況については、少し抽出して調査したい。

(委員)
民生委員やまちぐるみ福祉活動推進員などに対する高齢者の情報管理(提供)はどうなっているのか。24時間訪問介護については、なかなか採算がとれないと聞いている。

(事務局)
プライバシーの面から難しいこともあるが、地域の方の情報はお年寄り介護相談センターである程度わかる。また、24時間訪問介護については、利用者が少ないということもあると思う。報酬のことは国が決めるわけだが、市長会等を通じて要望していきたい。

2. 「苦情に関する専門組織」について

「苦情に関する専門組織」について検討委員会での検討状況と苦情相談体制(案)を井上委員(検討委員会座長)から提案。

(委員)
委員の構成について、外部から(運営協議会以外)の者は考えられないのか。

(検討委員会)
将来的には考える必要があるが、スタートの段階としては運営協議会の中で行いたい。

提案された内容については了承。委員の選任については、希望者を募った上で、会長・副会長に調整を一任することとされた。

3. その他

事務局より、介護保険市民フォーラムの開催、介護保険運営協議会の開催予定について説明。

(委員)
運営協議会の開催については、回数が限られているのならば会議時間に余裕がほしい。形式的な会議にならないよう配慮してほしい。

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