食品ロス対策

本市の家庭から排出される燃やすごみのうち、約44%は生ごみです。(平成30年度実施 金沢市ごみ組成調査結果)食品ロスを減らすことで、生ごみを減らすことができます。

食品ロス削減推進計画

市内における食品ロスの削減を継続的・計画的に推進するため、令和3年2月「金沢市食品ロス削減推進計画」を策定しました。

計画について詳細は下記リンクからご覧ください。

基本理念 食べ物のもったいないがないまち 本計画では豊かな食文化と食べ物を大切にする意識を持つ私たちがもったいないを再認識し、市民・事業者・市の相互の連携協力により、食品ロスの削減につながる取り組みを深め、環境負荷の少ない持続可能なまちの実現を目指します。

目次

食品ロスとは

青いゴミ箱の中に蓋が閉まらないくらいゴミが入っているイラスト

食品ロスとは、本来食べられるのに、以下の理由等により廃棄されている食品のことです。

  • 家庭から出る食品ロス
    • 調理に使い切れず、余ってしまった【買いすぎ】
    • 消費期限や賞味期限が切れてしまった【期限切れ】
    • 調理の時に本来食べられる部分を捨ててしまった【過剰除去】
    • 食べきれずに捨てられてしまった【食べ残し】
  • 事業者から出る食品ロス
    • 製造や流通の過程での過剰生産、規格外品
    • 飲食店での食べ残し
    • 店舗での売れ残り

食品ロスの現状

食品ロスはどのくらい?

日本の「食品ロス」と世界全体の食糧援助量を表すフロー図

 日本では、年間約570万トンもの食品ロスが発生しています(令和元年度推計値、令和3年11月 農林水産省発表)。食品ロス発生量は平成29年度は612万トン、平成30年度は600万トンと推計されており、令和元年度の食品ロス量は平成24年に調査を開始してから過去最少となりました。
 しかし、国民一人当たりに換算するとお茶碗1杯分の食べ物を毎日捨てていることになります。また、飢餓に苦しむ国に対する全世界からの食糧援助量(約420万トン/2020年)の約1.4倍の量の食べ物が捨てられています。
 食べたいのに食べられない人がいる一方で、私たちは大量の食べ物を毎日廃棄しているのです。

食品ロスの約半分は「家庭」から

 日本の食品ロス量の内訳は、食べ残しや過剰除去などの家庭から発生するものが約261万トン、食品の製造・流通・販売の過程で生じる規格外品、返品、売れ残りや飲食店での食べ残しなどの事業者から発するものが約309万トンです。
 金沢市では、家庭から出る生ごみのうち、約3割が食品ロス(食べ残し15.3%、手つかずの食品14.4%)という結果となっています。(平成30年度組成調査より)

食品ロス削減のためにできること

食品ロスを減らすためには、わたしたち一人ひとりが食べ物の大切さを認識し、「食べ物を捨てるのはもったいない!」という意識を持って行動することが必要です。
毎日のちょっとした心がけで、食品ロスを削減しましょう!

【家庭】買い物に出かけるときや料理を作るときに、次のことを実践しましょう

  • 買い物に出かける前に、冷蔵庫を確認しましょう。
  • ばら売り、量り売りを利用して必要な分だけ購入しましょう。
  • すぐに使う食品は、商品棚の手前から取りましょう。
  • 賞味期限・消費期限を正しく理解しましょう。
  • 週に1回は「冷蔵庫一掃デー」(消費期限が近い食材を使い切る日)を設定しましょう。
  • 使いきり、食べきりを意識して、食材の保存や在庫管理の方法を工夫しましょう。
  • 自分が食べきれる量(適量)を見つけましょう。
  • 家族の予定を把握し、必要な分だけ料理を作りましょう。
  • いつも捨てていた部分を工夫して、食材を使いきりましょう。

【外食時】注文するときや食べきれないときに、次のことを実践しましょう

 外食時は’食べきり’を実践!「いいね・食べきり推進店」を利用しましょう!

  • 食べきれる量のメニューを選びましょう。
  • 初めてのお店では、1人前の量を確認しましょう。
  • 食べきれないと思ったときは、「小盛りにできますか」と聞いてみましょう。
  • 食べられない食材があるときは、「○○を入れないでもらえますか」と聞いてみましょう。

【宴会時】食べ残しを減らし宴会を楽しく過ごすために、次のことを実践しましょう

  • 人数や年齢をふまえ、適量注文に心がけましょう。
  • 幹事さんや司会の方は、宴会中に「食べ残しのないように」の声かけをしましょう。
  • 酒宴の席では、開始30分、終了10分など、席をたずにしっかり食べる時間をつくりましょう【30・10(さんまるいちまる)運動】
  • 料理がたくさん残っているテーブルから、少ないテーブルへ料理を分けましょう。
30 10運動

宴会時の食品ロス削減リーフレットはこちら

【その他】支援を必要としている人のために、食品を有効に活用しましょう

フードドライブ・フードバンク活動に協力しましょう。
(注意)家庭で余っている食品や食品企業の製造工程で発生する規格外品などを福祉団体・施設等に寄附する活動

食品の期限表示を正しく理解しましょう

食品の期限表示は、「賞味期限」と「消費期限」の2種類があります。
いずれも開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限が表示されています。

食品期限表示の詳細
  消費期限  賞味期限
 意味 食べても安全な期限 おいしく食べることができる期限
表示方法 年月日表示 期限が
  •  3ヶ月を超えるもの・・年月表示も可
  •  3ヶ月以内のもの・・・年月日表示
対象となる食品  傷みやすい食品
 (牛乳、弁当、生めん 等)
比較的保存のきく食品
(お菓子、カップ麺、缶詰 等)

  「賞味期限」は「おいしく食べることができる期限」です。
 この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限のグラフ

食品ロスをなくそう! 環境政策課からのお知らせ

食べきれなかった料理の持ち帰りモデル事業

ロゴマーク

飲食店での食品ロス削減を推進するため、まずは適量注文及び食べきりを心がけ、それでも食べきれなかった場合、お客様の責任でお持ち帰りいただくモデル事業を行っていますお持ち帰りいただいた方には今後の課題や効果等を検証するためのアンケートにご協力をお願いします。

飲食店で美味しい料理を楽しみつつ、食品ロスを削減しましょう!

合言葉は「いいね・食べきり いいね・もってこ 金沢」です!

詳しくは下記リンクをご覧ください。

「フードシェアリングモデル事業」を実施しています

「フードシェアリングモデル事業」のロゴマーク

金沢市は、事業者からの食品ロスを削減するため、フードシェアリングアプリ「TABETE(タベテ)」を活用したフードシェアリングモデル事業を実施しています。

詳しくは下記リンクをご覧ください。

「いいね・食べきり推進店」募集します!

いいね 食べきり推奨店登録店募集チラシ

金沢市では、料理の食べ残し等の削減を実践していただいている市内の飲食店等を「いいね・食べきり推進店」として登録し、市民の皆さまの‘食べきり‘を推進する取組を実施しています。

 合言葉は「いいね・食べきり」

みんなで食品ロスをなくし、食べ物に感謝の心を広げませんか?

詳しくは下記リンクをご覧ください。

フードドライブ活動にご協力ください

「フードドライブ 受付」と書かれている机の上に食品が並べられており、その横にエプロンをつけて人がお辞儀をしているイラスト

フードドライブとは、ご家庭で余っている食品を持ち寄り、福祉団体などに寄贈する活動です。
市では、市役所第二本庁舎、保健所(駅西福祉健康センター)、泉野・元町福祉健康センターの4カ所にて定期的に受付窓口を設置し、食品を受け付けています。

フードドライブ設置場所一覧
場所  曜日  時間
第二本庁舎 1階
環境政策課
月曜日~金曜日 9時~17時45分
(30分無料地下駐車場有)
保健所 毎週 火曜日 10時~14時
泉野福祉健康センター 第1・3・5  月曜日 10時~14時
元町福祉健康センター 第2・4 金曜日   12時~14時

 (注意)各会場、祝日・年末年始を除きます。

ご自宅の食品の在庫を一度、チェックしてみませんか。食べきれない…好みに合わない…そんな食品がありましたら、是非、フードドライブ窓口までお持ち寄りください。

フードドライブの詳しい内容については下記リンクをご参照ください。

動画でよくわかる!「オンラインE~COとクッキング」

クッキングの前に60秒でわかる!食品ロス

もったいない「食品ロス」について学んで、とってもカンタン「お皿でお絵かき♪とりの炊き込みごはん カレー風味」に挑戦しよう!

(注意)下記リンクをクリックすると金沢市公式YouTubeチャンネルにジャンプします。

食品ロス削減リーフレット(小学生以上向け)

「食品ロス」をなくそう!もったいない!食べ物を大切にのチラシ

食べ物が無駄に捨てられていることは「もったいない!」ということを知っていただき、食べ物を大切にする意識を高めるため、市では食品ロス削減リーフレットを作成しました。
内容は小学生以上向けとなっており、幅広い世代の方にご覧いただける内容となっています。

リーフレットは下記リンクからダウンロードできます。

こども食品ロス「ゼロ」大作戦~食べ物のもったいないがないまち~のチラシ

食べ物を大切に思い、最後まで食べきる気持ちを育むため、食べきりチェックシートを掲載したパンフレットを作成しました。

リーフレットは下記リンクからダウンロードできます。

一般の方向けのリーフレット

食品ロスを減らしましょう

食品ロスを減らしましょう

一般の方向けの食品ロス削減リーフレットを作成しました。
日本全体及び金沢市の食品ロスの現状、食品ロスを減らすためにわたしたちができること、市が行っている食品ロス削減のための施策など、幅広い内容となっています。

リーフレットは下記リンクからダウンロードできます。

宴会時の食品ロス削減にご協力ください! -宴会時は おいしくのこさず 食べよう-

宴会時はおいしくのこさず食べよう 今日から実践!宴会での食品ロス削減チラシ

歓送迎会、忘・新年会などの宴会では、多くの食品ロスが発生しています。

宴会での食品ロスを削減するために、市では「おいしくのこさず食べる」ことや「30・10(さんまるいちまる)運動」の実践を呼びかけるチラシを作成しました。
『おいしくのこさず食べよう!』を合言葉に、みんなで料理をおいしく食べきりましょう。

「30・10運動」とは?
宴会時の開始後30分間と終了前10分間は自席で料理を楽しむことにより、食べ残しを減らす取組のことです。

チラシは下記リンクからダウンロードできます。

この記事に関するお問い合わせ先

環境政策課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市柿木畠1番1号
電話番号:076-220-2304
ファックス番号:076-260-7193
お問い合わせフォーム