第5回「木の文化都市・金沢ミライまちづくり」学生提案事業
金沢のミライを学生の皆さんの目線でデザインしてみませんか?
当事業は、木の文化都市を創出する取組を通して、建築・デザインを学ぶ学生が、将来の「金沢のまちづくり」に携わるきっかけとなるよう、実際のまちづくりにコミットメントする機会を創出するとともに、今後のまちづくりに新しい発想を活かしていくことを目的にスタートしました!意欲ある学生の皆さんのエントリーをお待ちしております!
※募集は終了しました。(令和7年4月29日~令和7年5月30日)
「木の文化都市」とは
「木の文化都市」とは、「和」の根源である木の文化を継承する高い市民意識のもと、木が持つ優れた特性を活かす持続可能な仕組みを備えた都市をいいます。
- 「木」にこだわり、まちの随所に「木」があるまち
- 「木」が暮らしや生業に溶け込んだまち
- 「木」が供給から活用まで循環するまち
(「木の文化都市・金沢」の継承と創出に向けての提言書より引用)
募集テーマ

「公園トイレの木質化」
提案対象箇所:穴水町児童公園(金沢市長土塀1丁目)
木を感じられる、木の持つ特性を生かしたトイレのアイデア・デザインを提案してください。
エントリー期間
令和7年4月29日(火曜日)~令和7年5月30日(金曜日)
応募対象
大学・大学院・短期大学・高等専門学校に所属する学生または卒業3年以内の社会人(満30歳未満・複数による共同提案可)
(注意)金沢市内在住を問わずどなたでも応募できます
成果発表
- 日時:令和7年10月18日(土曜日)
- 会場:金沢美術工芸大学 アリーナ
第5回「木の文化都市・金沢ミライまちづくり」学生提案事業 入賞団体

【最優秀賞】膜と木のトイレ
金沢美術工芸大学 金美M1 YNK
木構造に光を透過する半透明の膜を組み合わせ、トイレ建物を外部と仕切りながらも、明るくて心地よい空間を創出する。昼間は外部の光を透過し周囲との関係を取り持つ存在として、夜間は内側からの光を透過し建築自体が灯として周囲を照らす存在となる。木々の心地よさや人とのつながりが感じられるトイレを提案する。

【優秀賞】まちのゲートイレ
石川工業高等専門学校 うちけんA
トイレに公園の出入口としてのゲート性を持たせ、利用者の回遊性を高める。ゲート中央には独立したオブジェクト的な手洗い場を設置し、気軽に利用できるようにすることで閉塞感を減らし、安全性を確保する。天井の明かりだまりや、夜間のライトアップにより木の温かみや構造的美しさを体感させる、1日を通して利用しやすいトイレを提案する。

【優秀賞】木と戯れる
金沢工業大学 みえとるず
屋上テラスと地面から延びるスロープを設置することで、生きている木と、材木として生まれ変わった木の両方に触れ、戯れることができる。利用者は、木製のスロープを登ることで敷地内の木々に自然と近づき、木の文化やその存在の多様性を感じられる。遊具や園路の一部としての機能を加え、公園の環境に溶け込むトイレを提案する。




音声読み上げ・ルビふり
