Pick Up メイジケンチク
ピックアップ紹介
C1 高峰譲吉の生家 The old house of Jokichi Takamine
アドレナリンを発見した金沢の偉人
アドレナリンを発見した高峰譲吉の生家のはなれを移築したもので、明治5年に建てられました。杉の角柱に、杉麿丸太の床框が付いた床がある九畳の茶室と、四畳半の床板を取込んだ茶室が並び、どちらの天井にも江戸サラサ風の襖紙が貼られています。奥にある三畳の水屋は船底天井となっていて、小さな空間に変化と広がりを与えています。
C2 旧検事正舎 The old residence of a prosecutor
明治43年建築のものを移築
正面右の玄関側の建築は明治43年に建築された旧検事正官舎を移築したもの。元々は兼六園下にありました。白の洋風下見張りの応接間や、格子天井の10畳座敷などは、当時の近代和風建築の特徴をあらわしています。
D1 黒と赤のコントラスト The contrast between blak and red
明治40年建築の元金沢貯蓄銀行
築約110年、明治40年に建てられた元金沢貯蓄銀行。外観は黒漆喰仕上げの塗篭土蔵造りで、腰壁には金沢の赤戸室石が使用され、黒漆喰と赤戸室石のコントラストがアクセントの和風城郭のような造りとなっています。
D2 和洋折衷による重厚感 Compromise between East and West
銀行当時の重厚感
内装は、ローマ建築等に見られる円柱を木造りの角柱で再現するなど、西洋建築の形や技法を大工の棟梁達が独自に応用して取り入れ、白漆喰と飴色のニスで仕上げてあり、和洋折衷の不思議な重厚感が漂っています。また、窓口や頭取室、地下金庫が現存しており、銀行当時の様子を見ることが出来ます。