Vol.2 エキからマチまで あるいてみよう!(金沢駅・安江町・武蔵ヶ辻エリア)

金沢駅・安江町・武蔵ヶ辻エリア

所要時間 約60分

01 JR金沢駅 JR Kanazawa Station

JR金沢駅もてなしドーム・鼓門を正面から撮影した写真

金沢の最初のおもてなしはこちら。
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世界で最も美しい駅の一つにも選ばれた金沢駅。「弁当忘れても傘忘れるな」との言葉がある、雨多き金沢にて差し出されし雨傘、もてなしドーム。こちらの傘、アルミ合金建築物としては全国最大規模を誇っています。それを支えるのは14メートルもの高さをもつ鼓門。送水管や地下の排気口を太い柱内に取り込み、どどんっと構えて皆様のお出迎えをさせていただいております。

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02 石川県立音楽堂 Ishikawa Ongakudo

樹木が植えられている正面玄関の奥に、ガラス張りで施されている、地上4階建ての石川県立音楽堂の建物外観写真

クラシックコンサートの殿堂。
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 クラシックコンサートといえば、石川県立音楽堂。金沢駅を出て右手に進むと、巨大な音叉のような彫刻Uがホール入り口の目印。ホール内の壁は石川伝統産業拭き漆、廊下は加賀友禅、観客席は石川の乾漆仕上げと、石川・金沢が活きた仕上がりに。

03 本町 Honmachi

右側:大正時代の建物がそのまま残るゲストハウスと奥に高層ビルがそびえ立つ様子の写真、左側:奥まで続く道路沿いに建つビルなどの建物の奥に本願寺金沢別院の屋根が見える写真

約百年のコントラスト。
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 高層ビルとのコントラストが印象的な本町。海外旅行客向けの旅館も並ぶこの辺りは、大正時代の空気を所々残しつつ今日も営業中。
05 小道を抜けるとビルの間にチラ見え、入母屋造の大屋根。江戸時代生まれの本願寺金沢別院。

04 旧象眼町 Zouganemachi

左側:2階建ての町屋が並ぶ写真、右側:歩道と建物の間に設置された緑色の柵の巴橋

巴橋、ここに在り!
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 修復しても、建て替えてもなお、みんなで雰囲気を揃えて並んでおります。今話題の築100年越えのリノベ町家も。
06 日本の伝統工芸象嵌(彫金)職人が住んでいたことから付いた「ゾウガネマチ」の名前。その記憶を唯一繋ぐのがこの石碑。
07 「何これ、柵?」とは言わせない、私は橋、巴橋!

05 六叉交差点 Rokumata Cross Road

広い六叉交差点と交差点隅に植えられている松の木の写真

六叉交差点の片隅に。
08 六叉にも分かれる交差点にある立派な松の木の下に、極楽橋の文字。実は先ほどの巴橋下の用水と繋がっています。下を流れるは、鞍月用水の分流。用水は金沢の隅々まで行き渡って人々の生活を助けました。

06 金沢別院 Kanazawa Betsuin

境内に立派な松の木やイチョウの木が植えられている金沢別院の外観写真

わたしは6代目の現代っ子。
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 先ほど見えた大屋根は、京都の東本願寺の別院である金沢別院です。本堂は1546年に建立されてから6度も焼失。現在の本堂は、昭和37年に焼失した後の昭和46年に完成したコンクリート造の現代っ子。昭和32年竣工の大門と金沢指定保護樹の2本のイチョウの木は生き残りました。

07 横安江町商店街 Yokoyasuecho

歩道沿いに沢山の店が並ぶ、横安江商店街の写真

金澤表参道。
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 金沢別院正面に位置する商店街。約300年前、浄土真宗金沢別院の門前町として商売が始まったのが横安江商店街の始まりです。アーケードを脱ぎ捨て「金澤表参道」として生まれ変わったのが2006年。生活に密着したお店から、伝統工芸を扱うお店まで、ゆったりと営業中。

08 袋町 Fukuromachi

旧袋町と記された石碑の写真

旧袋町から袋町へ
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 町の両端が行き止まりのようにコの字型に曲がっており、袋のような形状をしていたことからついたこの名前。一度は消えてしまった町名でしたが、平成19年に無事現役復帰。「旧」の文字が埋められた石碑を見つけたら、町名復活の証です。ほかにも探してみては。

09 武蔵ケ辻 Musashigatuji

武蔵地区再開発の竣工記念として建てられた、萬生如意の女性像越しに車が行き交う様子の写真

金沢の交通の中心。
12 北国街道に接し、昔から金沢の交通の中心となっていた武蔵ヶ辻。実はここ、昭和半ばには路面電車が走り金沢の中心地を繋いでいました。加賀藩政期から商業の街として賑わいを絶やさず、今も金沢駅と香林坊を繋ぎます。

10 北國銀行武蔵ケ辻支店 Hokkoku Bank Musashigatuji Branchi

茶色のタペストリータイルの外観が特徴的な北國銀行武蔵ヶ辻支店外観写真

村野藤吾設計のモダニズム。
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 3つの尖塔アーチ状の窓が目を引くこちらの建物、昭和7年建築家・村野藤吾の設計で建てられました。本来20mずれた場所にあったものを、近江町いちばの再開発で、曳家によって今の位置にお引っ越し。現在は、銀行、カフェ、ギャラリーとして、市民に愛されています。

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お隣は近江町市場

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