いもほり藤五郎 9
「ああ、もったいない。大切な黄金を、雁を追っぱらうために投げてしまうなんて!」
和子はあきれてしまい、悲しくなって泣きだしました。
「でもな、あんなものはいもを掘っとりゃいくらでも出てくるぞ。和子、わしが言っていることが本当かうそか、いっしょに山へ来てみるがいい。」
「ああ、もったいない。大切な黄金を、雁を追っぱらうために投げてしまうなんて!」
和子はあきれてしまい、悲しくなって泣きだしました。
「でもな、あんなものはいもを掘っとりゃいくらでも出てくるぞ。和子、わしが言っていることが本当かうそか、いっしょに山へ来てみるがいい。」