地勢
金沢市にはいろいろな地形があります。 富山(とやま)県との境(さかい)にある、奥医王(おくいおう)(標高(ひょうこう)939メートル)や、白兀山(しらはげやま)(標高896メートル)などの山々から、西側の海岸に向かって、丘陵地(きゅうりょうち)、平野へと、だんだんとなだらかになっています。海岸は砂浜(すなはま)で、その北部は河北郡(かほくぐん)の内灘砂丘(うちなださきゅう)に続いています。
市内には犀川(さいがわ)(長さ34.5キロメートル)と浅野川(長さ29キロメートル)が、南東方向から北西方向に、ほぼ平行に流れています。この2本の川にはさまれて小立野(こだつの)台地があり、また、犀川の南側には寺町台地、浅野川(あさのがわ)の北側には卯辰山(うたつやま)があります。
小立野台地や寺町台地の海側には、川が運んだ土砂(どしゃ)が積もってできた平野が広がっています。 また市の北部には、昔、石川県で一番大きかった湖を干拓(かんたく)した河北潟(かほくがた)があります。