林業
スギの森林
金沢市の森林面積は、市の全体の60%です。広葉樹(こうようじゅ)と針葉樹(しんようじゅ)が、3:1の割合(わりあい)で生えています。広葉樹の一部はシイタケやナメコなどのほだ木(キノコを植え付けるための木)や、紙の原料になるパルプ材として使われています。針葉樹はそのほとんどが人工的に植えられたスギです。余分(よぶん)な枝(えだ)を切り、木が密集(みっしゅう)しているところでは、間引き(まびき)するなどの手入れ(ていれ)をして、元気な林を育て、大きくなった木は、家の柱(はしら)などに用いられています。
森林には、このように木材として利用するだけでなく、山くずれや水害をふせぎ、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収して地球温暖化(ちきゅうおんだんか)をふせぐなど、さまざまな役割があります。
金沢市には、森林に親しみ(したしみ)、大切さを理解(りかい)するための施設(しせつ)があります。里山には、「医王(いおう)の里」、「平栗(ひらぐり)いこいの森」、「直江谷(なおえだに)健康の森」が、海岸部には「粟崎(あわがさき)やすらぎの林」、「金石・大野(かないわ・おおの)やすらぎの林」、「専光寺(せんこうじ)ふれあいの森」、「安原海岸(やすはらかいがん)ふれあいの森」がありますので、ぜひご利用ください。
また市内の小学校で、教室の床(ゆか)や壁(かべ)に「金沢の木」を使って「ぬくもりの教室」づくりをしています。そして、森づくり専門員(せんもんいん)が学校などに直接(ちょくせつ)出向き、森林の役割など森林についてお話する「森づくり出前講座(でまえこうざ)」を行っています。
金沢の森林や金沢産の木材の利用などについて紹介しています。
ぜひ見てみてください。