市章・市の木
金沢市の市章
みなさんの学校にはシンボルマークである校章がありますね。それと同じように、金沢市にも、市章というシンボルマークがあります。
金沢市の市章は下の図のとおりです。前田家の梅鉢(うめばち)の紋章(もんしょう)からとった梅の花の形の中に、金沢を意味する「金」の文字を書き入れてあります。みなさんの家にとどく、金沢市からのお知らせなどに印刷されているのを見かけるでしょう。明治24年3月7日に、このマークが金沢市の市章と決められました。
市章
梅鉢の紋章
武士(ぶし)の時代が終わり、旧藩主(きゅうはんしゅ)の前田家が東京へ行ってしまったのをきっかけに、金沢の人口が急激(きゅうげき)にへりました。だれもがさびれてしまう金沢を心配していました。初代市長、稲垣義方(いながきよしかた)の時代に、前田家にふたたび金沢にもどってもらい、人々の心に活気を取りもどそうと、この市章が作られたそうです。
金沢市の木
梅の木
市の木は、その市に関係がある木や、市民に親しみのある木が選ばれています。昭和45年11月11日に、梅が金沢市の木に決められました。
梅は、もともと前田家の梅鉢の紋章からきていて、それまでもいろいろなデザインの一部として使われていました。市章にも使われていますね。