いじめ・不登校・問題行動への対応
「学級や学校をどの児童生徒にも落ち着ける場所にしていくこと(居場所づくり)」と「日々の授業や行事等において全ての児童生徒が活躍できる場面を実現すること(絆づくり)」を推進するとともに、各学校での教育相談体制の充実を図ります。
いじめ防止対策推進法の施行に伴う組織の設置
平成25年度に策定した「金沢市いじめ防止基本方針」に基づき、いじめの防止等の対策を実効的に行うための調査審議及び重大事態が発生した際の事実関係の調査を行う「金沢市いじめ防止等対策委員会」を設置するとともに、いじめの防止等に関係する機関及び団体が情報を共有し、連携強化を図るための「金沢市いじめ問題対策連絡協議会」を設置しました。
その後、平成29年3月に文部科学省において「いじめの防止等のための基本的な方針」が改定されるとともに、「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」が策定されたことを受け、本市でも同年12月に「金沢市いじめ防止基本方針」を改定し、さらなるいじめの防止等に向けた取組を強化していきます。
金沢市いじめ防止基本方針(令和4年3月4日改定版) (PDFファイル: 510.2KB)
生徒指導支援室の設置
専任職員の指導主事及び危機管理アドバイザーを配置し、児童生徒の問題行動や保護者からの相談等に対して、関係機関と連携し迅速かつ適切な対応を行い、学校のサポートを一層強化しています。
いじめを許さない意識高揚に向けた取り組み
いじめ撲滅の意識高揚と児童会・生徒会活動の活性化を図るため、児童生徒自らが「金沢子どもかがやき宣言」に基づいたテーマについて、自分達でできる取組を話し合う会議(金沢「絆」会議)を開催するほか、ネットいじめ防止講演会の開催やいじめや携帯電話に関するアンケート、WEBQUアンケート等の取組を実施しています。
支援人材の配置・派遣
市立小中学校に「スクールカウンセラー」及び「心と学びの支援員」を配置し、相談体制の充実を図るほか、「心の絆サポーター」を派遣し、複雑な背景・要因を抱えるケースについて、家庭訪問や関係機関への連絡調整など、広域的な対応を図っています。
生徒指導協議会の設置
教職員の生徒指導能力の向上を図るため、生徒指導推進協議会(小学校年4回・中学校年8回)、人間関係づくり支援のための研修等を実施することにより、保護者や地域と連携した生徒指導に取り組んでいます。
いじめ防止等に対する法的対応力向上研修会の実施
学校で起こる様々な問題に対して、管理職及び生徒指導主事を対象に、事例検討等を通して、基礎的知識と対応力を身につけ、法に基づき適切に対応が図られるよう実施しています。
不登校対策研修会の実施
不登校の未然防止、早期発見、早期対応に向けて、管理職及び不登校対策担当者を対象に、外部より講師を招聘し、組織的な取組や具体的な対策等を研修する機会を設け、不登校対策のスキルアップを図っています。