ワークショップニュース第1号金石西
金沢市 災害に強いまちづくり
ワークショップニュース 第1号(金沢西地区編)
ワークショップニュース 第1号(金沢西地区編)
災害に強いまちづくりにみんなで取り組もう
平成14年7月25日(金曜日) 第1回ワークショップ
災害に強いまちづくりに向けて、行政と地区住民とが一緒に計画を考えていくため、ワークショップを行うことになりました。
ワークショップを行う地区は、金沢市が重点的に対策を検討すべき地区と位置づけた7地区の内、「金石西地区」と、「幸町菊川地区」です。
7月25日は、金石西地区で第1回目のワークショップが行われ、これからの予定や、ワークショップで何を行うか、市民アンケートの結果報告、金石西地区の防災の観点から見た現状の報告などを行いました。
災害危険度判定調査結果の報告(パンフレットより)
1. 災害危険度判定調査結果について
- 金沢市は、都市的な大火災に発展するような延焼の危険性は低いと考えられる。
- 野々市町との境界部分を除いて、広域的な避難の危険性も低い。
- 町丁単位でみると、金石地区は空地が少なく、木造建築物が密集しており、延焼の危険性が高い。
- 道路幅員等が狭いため、消防活動の困難性が高い。
- 道路が閉塞する危険度は、金石西地区を含む広い範囲で高い。
2. 住民アンケート集計結果について
- 自分の住む地区が地震に対して他の地区よりもどの程度危険かよくわからない。
- 地震発生時の避難に対する危険性を強く感じている。
- 道路確保や避難地整備の要望が特に強い。
- 住民自ら可能な範囲で防災対策をしようとする人たちが多い。
3. 金石西地区の現況について
- 木造建築物が密集しており、延焼の危険性が大きい。
- オープンスペース、小さな空地等が不足している。
- 幅員の狭い道路の割合が高い。
- 地区内にたくさんの住民が生活をしており、住民相互の助け合いの中で、防災、救助、消防活動が行える。
参加者の方々の主な意見
一連の報告を受けたあと、これからのワークショップを進めるにあたり、参加者のみなさんの意見を伺いました。
- 金石には津波が来ると思う。海岸道路手前の砂を1〜2メートル程度掘ったらどうか。
- 風速何メートルぐらいの時点で火災が起こると、どのように延焼していくかシミュレーションできないか。
- 金沢には富樫断層や森本断層があるが、幸い金石には断層はないため、安心している。
今後の主な予定
- 次回のワークショップは9月7日(土曜日)に行う。
- 次回はみんなで現地を見て回り、問題点や課題を整理する。
- 次回以降のスケジュールや検討内容を事務局から提案する。