雨や風の知識

風水害に備える

台風や豪雨の到来は予測できるからと安易に考えてはいけません。大雨や強風は私たちに何度も大きな災害をもたらしています。油断せず日頃から十分な対策を立てておきましょう。

注意報と警報

  • 「注意報」 災害が起こるおそれがある場合に出されます。
  • 「警報」 重大な災害が起こるおそれがある場合に出されます。

台風

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)又は南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(メートル/毎秒)以上のものを台風と呼びます。
日本列島には毎年多数の台風が接近または上陸し、強風と大雨によりたびたび大きな被害にあっています。台風情報に注意して被害が出ないように備えましょう。
台風の大きさは「風速15m/s(メートル/毎秒)以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲の半径」、強さは「最大風速」で表されています。

風と被害

台風の「大きさ」の表現
用語 風速15m/s(メートル/毎秒)以上の半径
大型(大きい) 500キロメートル以上800キロメートル未満
超大型(非常に大きい) 800キロメートル以上
台風の「強さ」の表現
用語 最大風速
強い 33m/s(メートル/毎秒)以上44m/s(メートル/毎秒)未満
非常に強い 44m/s(メートル/毎秒)以上54m/s(メートル/毎秒)未満
猛烈な 54m/s(メートル/毎秒)以上

(注意)気象庁による。

集中豪雨

黄色い長靴とカッパに赤い傘をさして雨に濡れているイラスト

集中豪雨は、短期間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、梅雨の終わりごろによく起こります。狭い地域に限られ突発的に降るため、その予測は比較的困難です。中小河川の氾濫や土砂崩れ、がけ崩れなどによる大きな被害が予想されます。がけ付近や造成地、扇状地などは気象情報に十分注意し万全の対策をとるようにしましょう。

1時間の雨量と降り方

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