下石引町だより
まちの歴史・特色
兼六園入口から眺めた下石引町
下石引町のまちしるべ標柱
下石引町は、すぐ東隣に日本三大名園の一つである「兼六園」があり、西には旧町名復活の飛梅町が連なっています。
下石引町は、藩政期は旧前田藩家老職の奥村邸だったところで、その後、兼六園に近い方から、上石引町・中石引町・下石引町の三つに分かれて、町立てされました。
現在、下石引町の大部分を占める「独立行政法人国立病院金沢医療センター」の敷地には、かって金沢第二陸軍病院があり、また近接の石川県立歴史博物館は、金沢城址に司令部があった旧陸軍第九師団の兵器庫跡でした。
下石引町一帯は、金沢市がかつて軍都の顔を持つ都市であったことを表す地域でもあります。
復活した下石引町は、飛梅町から流れる辰巳用水のせせらぎをそのまま引き継ぎ、近くには、石川県立美術館のほか、歴史博物館・能楽堂・成巽閣などの文化施設も数多くあります。
下石引町は風致地区ならびに文教地区になっており、歴史と自然に恵まれた地域となっています。