ハチ(スズメバチ等)

ハチの巣とススメバチのイラスト

例年、6月から10月にかけて、ハチの駆除に関する相談が保健所に数多く寄せられます。相談の内容は様々ですが、主にスズメバチやアシナガバチ、ミツバチに関するものなどがあります。

なかでもスズメバチは攻撃性が非常に高く、危険なハチです。夏から秋にかけて活動が活発化するため、この時期になると各地で刺傷事故が多発し、死亡者も発生しています。身近に巣を発見した場合は、近寄らないことが一番の予防対策です。また、ハチの巣を見かけた場合は、近くにハチの巣があることを看板などを用いて、知らない人に注意喚起してください。

 なお、保健所ではハチの巣の駆除は行っていません。
 ハチの巣を駆除する場合、巣が出来た場所(土地、家屋)の管理者の責任で行うこととなります。

しかしながら、スズメバチについては、素人による巣の除去は非常に危険です。このため、専用の防護服や駆除知識・経験を持つ、専門の駆除業者に依頼しましょう。
駆除業者の探し方としては、職業別電話帳の消毒業の欄を見ていただくと、多くの業者が記載されています。その中にハチの駆除を行っている業者がありますので、そちらに依頼してください。ただし、業者によって駆除料金に格差がありますので、複数の業者に料金を聞いてから依頼することをお勧めします。なお、下記の「国立研究開発法人 森林研究・整備機構」のホームページにもスズメバチについての情報が載っていますのでご参照ください。

森林レクリエーションでのスズメバチ刺傷事故を防ぐために(外部リンク)

また、ミツバチについては、春の巣分れ(分蜂)や、夏から秋に外敵に襲われるなどして巣を棄てる(逃亡)とき、大群で飛び回ったり、庭木等に大きな固まりを作る場合があり、人に恐怖感を与えることがあります。新たな巣を探すまでの一時的なものですので、刺激しない限り人を襲ったり刺したりすることはありません。放置していれば、数時間から数日でいなくなってしまいます。

参考

  • スズメバチ:体長約3センチメートルで、巣の形は球形をしています。
  • アシナガバチ:体長約2.5センチメートルで、巣には外皮がなく、形は円盤状をしています。
  • ミツバチ:体長約1.5センチメートルで、巣には外皮がなく、巣の周りに取り付いて営巣します。

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