松声庵

門が木戸になっており、奥に木造2階建ての主屋がある数寄屋造りの松声庵の外観写真

松声庵は、幕末から明治にかけ、その道の数寄者として知られた尾張町の金谷三次郎邸内にありましたが、大正時代に常盤町の油谷邸に移築した茶室で、金沢市に寄贈されました。

また、時を同じくして高岡町に住んでいた表千家茶道家、故中林宗代氏(本名・千代子)の建物が遺族から金沢市に寄贈されることになったので、両建物の保存と活用を図るため、中林邸内に平成13年8月、松声庵を移築しました。

炉が切ってある六畳の床の間に書の掛け軸があり、その奥に三畳の次の間がある茶室の写真
炉が切ってある六畳の床の間に書の掛け軸があり、障子戸の先に引き戸のガラス窓がある茶室の写真

玄関から敷台に上がり、右手廊下を真っ直ぐ奥へ進むと右に六畳の寄付があります。また、玄関から左手六畳間に続く五畳本勝手上段板床で土縁付きの席と、その奥に続く三畳の次の間が移築した松声庵です。

なお、入口の六畳二間には炉が切ってあり、茶室として使用できるほか、待合としても使われています。露地は、移築工事の際に改修されました。

茶室の前に樹木の植えられた露地(茶庭)の写真
三畳の座敷の奥にある水屋の写真

席名は、大正時代の金沢市出身の政治家、中橋徳五郎が来席の際、松声無古今と揮毫したので、松声庵と名づけられたと伝えられています。

松声庵の間取り図
露地(茶庭)にある鹿威しの写真

見学案内

 

時 間

9時~12時(火曜日・木曜日)

9時~17時(土曜日・日曜日)

※それぞれ12時、17時閉館

 ※茶会等使用時は不可

休 館

月曜日・水曜日・金曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

 

ご利用案内

 

時 間 9時~17時 ※17時閉館
休 館 年末年始(12月29日~1月3日)
料 金
  • 全室
    • 午前(9時~12時)2,750円
    • 午後(13時~17時)3,300円
    • 全日(9時~17時)6,050円
  • 茶室
    • 午前(9時~12時)1,100円
    • 午後(13時~17時)1,320円
    • 全日(9時~17時)2,420円
  • 第1和室
    • 午前(9時~12時)1,100円
    • 午後(13時~17時)1,320円
    • 全日(9時~17時)2,420円
  • 第2和室
    • 午前(9時~12時)550円
    • 午後(13時~17時)660円
    • 全日(9時~17時)1,210円
  • 第3和室
    • 午前(9時~12時)550円
    • 午後(13時~17時)660円
    • 全日(9時~17時)1,210円
貸道具 有り(無料) 
駐車場 2台
備 考 冷暖房をご利用の場合は、利用料金に30%が加算されます。

 

所在地・アクセス・地図

〒920-0864
金沢市高岡町10-25

南町・尾山神社バス停から徒歩3分

問い合わせ・予約・申込先

公益財団法人金沢文化振興財団
〒920-0999
金沢市柿木畠1番1号(金沢市役所第二本庁舎2階)

電話 (076)220-2190/ファックス (076)261-5233

この記事に関するお問い合わせ先

文化政策課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市広坂1丁目1番1号
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ファックス番号:076-220-2069
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