旧高峰家・旧検事正官舎
この建物は、タカジアスターゼとアドレナリンの発見で世界的に有名な、高峰譲吉の生家の一部を旧江戸村に移築し、さらに平成13年、元々建物のあった旧梅本町に近いこの敷地に再移築したものです。その際、敷地に建っていた旧検事正の官舎の一部と渡り廊下でつなぎ、新しく水屋を設けています。
茶室は杉の角柱の床柱に、杉磨丸太の床框が付いた床のある九畳と、板床を取込んだ四畳半で、奥にある三畳の水屋と三列に並びます。
九畳の外部は切妻の妻面で、正面を意識した端正な意匠となっています。また四畳半の露地側に下屋があり、低く深い軒で建物陰影を引き立てています。
茶室の天井はいずれも『江戸サラサ』風の襖紙を貼った天井で、明るく瀟洒な印象を残します。三畳の水屋だけは船底天井となっていて、小間の限られた空間に変化と広がりを与えています。また、外部に面する下地窓は縦長の長丸窓で、そこから差し込む外部の光からも、建てられた当時の遊び心が伝わってきます。
見学案内
時 間 |
9時~17時 ※17時閉館 ※茶会等使用時は不可 |
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休 館 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
ご利用案内
時 間 | 9時~17時 ※17時閉館 |
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休 館 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
料 金 |
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貸道具 | 有り(無料) |
駐車場 | 4台 |
備 考 | 冷暖房をご利用の場合は、利用料金に30%が加算されます。 |
所在地・交通アクセス・地図
〒920-0937
金沢市丸の内5-16
武蔵ヶ辻バス停から徒歩8分
問い合わせ・予約・申込先
公益財団法人金沢文化振興財団
〒920-0999
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