竹筒花入

有形文化財 美術工芸品:工芸品
竹筒花入(たけつつはないれ)

竹筒花入の詳細
所在地 金沢市本多町3丁目2番29号 金沢市立中村記念美術館
市指定文化財 令和5年3月22日指定
 前田家の幕末頃の道具目録『表御納戸御道具目録帳』(弘化2~3年[1845~46])に記載されている花入である。花入の箱蓋表に「相州鶴間之竹也/寛永十九年小堀遠江/切之筑前守方江来」とあり、寛永19 年(1642)に小堀遠州が相模の鶴間(現在の神奈川県大和市)の竹を切って作った花入で、筑前守の元に来たということがわかる。筑前守は加賀前田家四代光高(1615~1645)のことで、蓋表の銀粉字形は光高の筆跡と伝わる。
 この花入は、遠州と光高の親密な関係性を示すとともに、制作年が明らかであることから、加賀藩の茶道の歴史を伝える資料としても貴重な作である。
竹筒花入

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保護課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市広坂1丁目1番1号
電話番号:076-220-2469
ファックス番号:076-224-5046
お問い合わせフォーム