本泉寺関係資料

有形文化財 美術工芸品:歴史資料
本泉寺関係資料(ほんせんじかんけいしりょう)

本泉寺関係資料の詳細
所在地 金沢市二俣町子8 宗教法人 本泉寺 
市指定文化財 令和7年3月21日指定

本泉寺は、真宗大谷派の寺院で、蓮如とつながりが深いことで知られており、坊舎背後の九山八海の庭は蓮如が作庭したと伝えられています。

本泉寺が所蔵する古文書のうち、元和2年(1616)に藩から土地を所有することを認められた『御寺屋敷検地打渡状(おんてらやしきけんちうちわたしじょう)』は、加賀で実施された検地証文の原本として極めて高い価値を有します。また、加賀藩寺社奉行から出された触(ふれ)の写も多数伝わっており、本寺が加賀藩から由緒と地位を認められていたことが分かります。慶長11年(1606)に東本願寺から阿弥陀仏安置を認められた『木像御免に付本願寺御印書(もくぶつごめんにつきほんがんじごいんのしょ)』は、再興後の比較的早い時期から本願寺に重要視されていたことを示します。さらに、養子や婚姻に関する文書も多く残っており、富山永福寺や金沢上宮寺・宮腰本龍寺・小松本覚寺・宮腰専長寺などと縁組を結んでいます。本願寺宗主の縁戚である一家衆(いっけしゅう)寺院の本寺は、これら他の一家衆をはじめとした有力寺院との婚姻関係を結び、寺格を維持していたことがうかがい知れます。

什物類に関しては、とりわけ蓮如に関する史料がまとまって現存します。真筆の名号が4幅、影像が3幅、4幅対の蓮如絵伝、消息2点などがあり、これらは蓮如忌や宝物弘通(ほうもつぐつう)に際して開帳するために所蔵されたものと考えられます。また、宝物弘通願(ほうもつぐつうねがい)や読縁起(よみえんぎ)・開帳幕(かいちょうまく)など、開帳に関する史料もあり、本寺が多くの参拝者を集めていたことを想起させます。

本泉寺は、近代にいたるまで蓮如ゆかりの什物を公開することで、門徒との結びつきを強め、地域の発展に寄与してきました。このことを史料群がよく物語っており、加えて本山や藩との関係を表す史料も豊富に現存しているため、浄土真宗史関係だけではなく、地域史や文化史などの様々な研究に資する史料として貴重です。

 

 

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