紙本著色生駒内膳直勝画像

冠を被り朱色の上衣をつけた束帯姿で座っている紙本著色生駒内膳直勝画像の絵画写真

生駒内膳直勝は、初め織田信長に仕え、のちに豊臣秀次、織田信雄などを経て、慶長8年(1603年)前田利長の招きに応じて5千石で加賀藩に仕えました。芳春院に侍して江戸に赴き、慶長19年(1614年)5月19日その地で没しました。高巌寺の開基です。
この画幅は、縦73.3センチメートル、横45.2センチメートルの紙本著色の一幅で、桃山時代の数少ない武将の肖像画です。 朱色の上衣をつけた束帯姿で上畳の上におおらかに坐しています。顔貌は優れた筆線の運びで生々と描写し、信長から授かった志津の佩刀を袖の上に立て描いています。
紙面に損傷はありますが、桃山時代の美術的価値の高い貴重な作品です。

有形文化財 美術工芸品:絵画
紙本著色生駒内膳直勝画像(しほんちゃくしょく いこまないぜん なおかつ がぞう)

紙本著色生駒内膳直勝画像の詳細
所在地 金沢市出羽町2番1号 石川県立美術館
市指定文化財 昭和52年3月1日指定

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