絹本著色青面金剛画像
有形文化財 美術工芸品:絵画
絹本著色青面金剛画像(けんぽんちゃくしょくしょうめんこんごうがぞう)
所在地 | 金沢市観音町3丁目4番2号 醫王院 |
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市指定文化財 | 平成15年9月11日指定 |
青面金剛は俗に「庚申」と言われ、その身体は青色で一面六臂又は一面四臂で、顔は三眼、焔髪で、頭上に髑髏を載せた忿怒形です。両足に邪鬼を踏み、頸、腕、腰、足に蛇をまとい、腰に虎皮の褌を着け、両脇に二童子と四鬼神をともない、手には鈷杵、剣、法輪、羂索等を持ち大きな威力があって、もろもろの悪霊邪鬼の難を防ぐといわれています。
この絵は、縦87.4センチメートル・横39.6センチメートルの四臂の青面金剛の一幅で、その特徴が充分に描かれています。筆法は比較的に温雅で、彩色も調和がとれ、特に赤と緑色の対比が印象的です。作例が少なくその点で貴重な画像です。