大野湊神社の寺中神事能

民俗文化財 無形民俗:民俗芸能
大野湊神社の寺中神事能(おおのみなとじんじゃのじちゅうしんじのう)

大野湊神社の寺中神事能の詳細
所在地 金沢市寺中町ハ163 大野湊神社
市指定文化財 昭和60年5月1日
開催時期 5月15日正午

大野湊神社には、加賀藩2代藩主前田利長が慶長5年(1600年)関ヶ原の戦で戦勝し、その記念に同9年から現在に至るまで連綿と神事能が継承されています。その間約400回の興業がなされています。
寺中能は、代々藩主の敬神と能楽奨励の配慮によるものでしたが、廃藩後の明治27年以後は氏子の奉賛と金沢能楽会の演能により毎年奉納されています。
寺中能の舞台は、慶長9年利長の寄進により創建され、寛文5年(1665年)には氏子村方が寄進しています。現在の能舞台は明治40年に建てられました。見所に桟敷や外囲いを設けず村人が随意に観賞できたことが特徴とされています。
寺中能は加賀における最も古い伝統と地域的特色の濃い神事能として評価されています。

大野湊神社の舞台の前方左側に、能の衣装を着た男性が立ち、後ろの方で鼓や笛の演奏が行われており、右側では能面を付けた人や袴姿の人々が座っている寺中神事能の写真

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