加賀万歳
民俗文化財 無形民俗:民俗芸能
加賀万歳(かがまんざい)
所在地 | 金沢市本多町 |
---|---|
市指定文化財 | 昭和50年1月29日指定 |
開催時期 | 不定期 |
加賀万歳は、前田利家が越前の府中(現在の越前市)を治めていた頃、領民が年頭に祝賀のため舞っていたのが、利家の金沢入城後、金沢城下にもくるようになったものといわれています。これを文化文政(1804年〜1829年)の頃、金屋町の大石藤五郎が、伝承発展させて加賀万歳として定着したものです。
万歳の形式は、太夫・主人・才歳が掛け合いで祝言ものを唄い舞うものですが、舞う前に前咄があって興をそえます。
加賀万歳は能楽の影響を受けていて、舞いや語りがユーモアのある中にも品格があります。歌詞は60余番あるうち、番物、拍子物、流しにわかれ、舞い方には式舞、曲舞、所作舞があります、演目の親しまれているものとして、式三番叟、北国下道中、婚礼道具尽し、金沢町尽しなどがあります。
関連リンク
金沢の伝統文化:加賀万歳