さかたおどり

民俗文化財 無形民俗:民俗芸能
さかたおどり

さかたおどりの詳細
所在地 金沢市八田町
市指定文化財 昭和49年3月1日指定
開催時期 毎年旧盆(八田町グラウンド)

さかたおどりは、昭和20年頃までは河北潟南部一円に広く踊られていましたが現在は八田町だけに受け継がれ、8月の旧盆に踊られています。呼称の由来や起源については伝承されていませんが、江戸時代から踊り継がれ、仏教と深いつながりのある踊りであることがしのばれます。
踊りの種類が多く、さかた、ほんがやり、こっさいななど12種類の踊りがありますが、往時は17種類に及んだといわれています。衣装は浴衣姿に、鈴付きの手甲をつけ、紅白のたぐりを腰に下げます。縁を編まない編笠に、蓮の花、蝶のたわむれる様をあしらったかざりをつけ、笠、杓子を持って軽快に踊ります。音頭とりは数名が交互にうたいます。近年、囃しに笛、太鼓が取り入れられています。
踊り子が踊りながら「ヨーイヤサッサ」などとあいの手を入れ、唄手、踊り子が一体となって踊りの輪を広げていきます。段物「門出八島」「目蓮尊者の地獄巡り」が主にうたわれています。

蓮の花に蝶がたわむれる様をあしらった白い飾りをつけた編笠を被り、浴衣姿の女性たちが鈴付きの手甲をつけ、提灯の照らされている中でさかたおどりをしている写真

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