加賀八家墓所

記念物 史跡
加賀八家墓所 参道及 墓道 開禅寺長家墓石3基 玉龍寺前田対馬守家墓石12基
（かがはっかぼしょ さんどうおよび ぼどう かいぜんじちょうけぼせきさんき ぎょくりゅうじまえだつしまのかみけぼせきじゅうにき）

金沢市野田町野田山1番2 外

平成25年4月11日指定

 加賀八家は、加賀藩の年寄役として5代綱紀の代に位置付けられた特定の家を指し、いずれも1万石以上の大身の武家です。八家のうち、横山家、前田土佐守家（直之系）、奧村宗家、奥村支家、村井家、長家の各墓所は野田町地内の野田山墓地に、本多家は長坂町地内の大乗寺境内に、前田対馬守家（長種系）は野町3丁目地内の玉龍寺境内に墓所があり、長家は開禅寺にも墓所を営んでいます。
 八家墓所のうち、六家の墓所及び本多家墓所については藩主家墓所の近くに設けられ、加賀八家の墓地の広さや墓石の規模は他家を凌駕しますが、墳墓の配置や墓石の内容など墓所を構成する要素は各家ごとにそれぞれ異なる特徴を有しています。
 加賀八家墓所は、藩政期から現在に至るまで連綿と造営されており、重臣墓所として加賀藩主前田家墓所と共に加賀藩の墓制を理解する上で極めて貴重です。