(国指定)金沢城跡

記念物 史跡:金沢城跡(かなざわじょうあと)

  • 【所在地】金沢市丸ノ内71番18号など25筆
  • 【国指定史跡】平成20年6月17日指定
  • 【指定面積】 275,155.14 平米

金沢城跡は金沢市中心部、小立野台地の先端部に立地する近世の平山城跡です。天正8年(1580年)、柴田勝家(しばたかついえ)が、それまで当地にあった金沢御堂(かなざわみどう)を攻略し、佐久間盛政(さくまもりまさ)が初めて金沢城主となり城郭整備に着手しました。賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦後、前田利家(まえだとしいえ)が金沢城主となり、3代藩主利常(としつね)による寛永8年(1631年)の大火後の造営で現在の城の縄張りがほぼ定まり、約300年間にわたって百万石余を領した前田家歴代の居城として継続しました。
明治時代以降は兵部省(ひょうぶしょう)、陸軍省(りくぐんしょう)の管轄を経て、金沢大学のキャンパスとなるなど変遷がありましたが、平成7年(1995年)の大学移転後は、石川県により都市公園「金沢城公園」として整備されています。
金沢城跡の主要な範囲は、本丸、二ノ丸、三ノ丸、新丸、金谷出丸(かなやでまる)など総面積約30ヘクタールに及び、重要文化財の金沢城石川門、金沢城三十間長屋、金沢城土蔵(鶴丸倉庫)などが伝わるほか、大規模な近世城郭としての縄張りと高い技術によって構築された石垣などが良好に残り、近世の大大名の政治権力や築城技術を知る上で重要な文化財となっています。

緑豊かな敷地に囲まれた金沢城跡の写真

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アクセス

自家用車

北陸自動車道金沢西インターチェンジ・金沢東インターチェンジから30分、森本インターチェンジから20分

バス

  • 金沢駅東口3番・6番のりばから北鉄バスに乗車(13分)兼六園下バス停下車徒歩5分(石川門)
  • 金沢駅東口7番・8番・9番のりばから北鉄バスに乗車(8分)香林坊バス停下車徒歩15分(いもり坂口)
  • 金沢駅東口3番・4番のりばから北鉄バスに乗車(6分)尾張町バス停下車徒歩15分(大手門口)

この記事に関するお問い合わせ先

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