旧石川県庁舎本館(石川県政記念しいのき迎賓館)
国登録有形文化財 建造物
旧石川県庁舎本館(石川県政記念しいのき迎賓館)
所在地 | 金沢市広坂2丁目1番1号 |
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建築年代 | 大正13年(1924)/平成22年改修 |
登録年月日 | 令和3年6月24日登録 |
登録基準 | 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考 | なし |
金沢城公園の南に建つ鉄筋コンクリート造3階建の旧県庁舎建築です。
県内では初めての本格的な鉄筋コンクリート造の建造物で、電気暖房設備や水洗便所など、当時の最先端の建築設備が用いられました。もとは「日」の字形の平面でしたが、現在は主要室のある正面側のみを残し、県民が広く利用できる施設として整備され、活用されています。中央壁面をやや突出させて塔屋と車寄を設け、縦長窓3層分を縁取った開口を連続させた意匠とします。装飾を抑えつつ垂直性を強調した端正な外観が特徴です。
設計は大蔵省技師矢橋賢吉及び内務省技師笠原敏郎、施工は日本土木株式会社(現・大成建設株式会社)です。