20 金沢城惣構跡
主要な文化遺産
所在地 | 金沢市広坂1丁目128番外 |
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区別 | 市指定史跡 |
金沢城惣構跡
初期の金沢城下を土塁と堀で2重に囲む防衛施設です。
徳川氏との緊張関係が高まった慶長4年(1599年)に内惣構、慶長15年(1610年)に外惣構が構築されました。それぞれ高山右近、篠原一孝が指揮したと伝えられています。
内惣構は延長約2.9キロメートル、外惣構は約4.2キロメートルあります。調査により河岸段丘の自然地形を巧みに利用して、等高線を縫うように走ることが確認されました。
土塁はほぼなくなってしまいましたが堀は現在も機能しており、貴重な歴史的用水として市民生活にとけ込み利用されています。