25 尾崎神社
主要な文化遺産
所在地 | 金沢市丸の内5番5号 |
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区別 | 国指定重要文化財 |
尾崎神社本殿 附厨子・中門・透塀・拝殿及び弊殿附棟札三枚
4代藩主前田光高が幕府の許可を受け、金沢城北ノ丸に勧請した東照宮です。
本殿は三間社流造、拝殿・弊殿は銅板葺入母屋造で、中門は唐門で透塀が巡らされています。
幕府大工頭の木原氏の設計をもとに、加賀藩の大工らが施工にあたり、寛永20年(1643年)に完成しました。本殿と拝殿を分離させた東照宮建築の最初期のものとされています。
飾り金具などの意匠は京都や金沢の職人の手になるもので、加賀藩寛永文化のレベルを示しています。発掘調査により、石瓦葺きの建物が存在したことがわかっています。
明治7年(1874年)に名称を尾崎神社と改め、明治11年(1878年)に現在地に移転しました。現存する最古の金沢城関係の建造物で、江戸時代初期の神社建築としても貴重です。