30 土清水塩硝蔵跡
主要な文化遺産
所在地 | 金沢市大桑町カ218番1号ほか |
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区別 | 国指定史跡 |
土清水塩硝蔵跡(硝石土蔵の礎石)
万治元年(1658年)、当地に黒色火薬を製造する「塩硝蔵」が設置されました。越中五箇山独特の培養法で生産された塩硝を、「塩硝の道」とばれる山越えのルートで輸送し、辰巳用水を利用した水車で搗いて火薬を生産していました。
加賀藩は日本最大級の火薬製造能力を誇っており、土清水塩硝蔵がその中心的な役割を担っていました。
平成19年度の発掘調査で硝石土蔵の礎石が発見され、出土した瓦によって屋根が赤瓦の本瓦葺きであったことが確認されています。
加賀藩の軍事施設の詳細を知ることができる、全国的にも貴重な遺跡です。