いもほり藤五郎 9
![着物の袖で顔を覆い泣いている和子と和子に向かって話をしている藤五郎のイラスト](http://www4.city.kanazawa.lg.jp/material/images/group/22/imo9.jpg)
「ああ、もったいない。大切な黄金を、雁を追っぱらうために投げてしまうなんて!」
和子はあきれてしまい、悲しくなって泣きだしました。
「でもな、あんなものはいもを掘っとりゃいくらでも出てくるぞ。和子、わしが言っていることが本当かうそか、いっしょに山へ来てみるがいい。」
「ああ、もったいない。大切な黄金を、雁を追っぱらうために投げてしまうなんて!」
和子はあきれてしまい、悲しくなって泣きだしました。
「でもな、あんなものはいもを掘っとりゃいくらでも出てくるぞ。和子、わしが言っていることが本当かうそか、いっしょに山へ来てみるがいい。」