おおかみを退治したこま犬 6
おじじはおそるおそる窓の外をのぞいてみたんや。
不思議なことに、あんなにあれくるっていた風もぴたっとやんで、空には月までがかおを出し、山の上のお寺を静かにてらしておった。
「どうやら、みよは助かったようなこっちゃ。」
おじじはお月さまに手を合わせると、静かに頭をさげてな。
おじじはおそるおそる窓の外をのぞいてみたんや。
不思議なことに、あんなにあれくるっていた風もぴたっとやんで、空には月までがかおを出し、山の上のお寺を静かにてらしておった。
「どうやら、みよは助かったようなこっちゃ。」
おじじはお月さまに手を合わせると、静かに頭をさげてな。