梅毒について
更新日:令和7年6月16日
詳しい発生状況はこちら→梅毒について|石川県
梅毒ってどんな病気?
梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌により引き起こされる感染症です。
主に性的接触により感染し、全身に症状が現れます。
適切な治療により完治する病気ですが、妊娠中の感染は胎児にも影響が及び非常に危険です。
どうやってうつるの?
性行為により感染し、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。
性器と性器の接触だけでなく、性器と口の接触(オーラルセックス)や性器と肛門の接触(アナルセックス)などでも感染します。
どんな症状が出るの?
感染してすぐに症状が現れるわけではありません。
3週間ほど経過の後に感染した皮膚・粘膜に硬いしこりができたり、手のひらや足の裏、全身に痛み、かゆみのない発疹が現れたりしますが、その後一旦症状が消えるため、治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。
症状が1度でもあれば早めに受診することが大切です。
妊娠中の梅毒感染は非常に危険!
妊娠中の梅毒感染は特に危険です。妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や早産になったり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたしたりすることがあります(先天梅毒)。
生まれたときに症状がなくても、遅れて症状が出ることもあります。
予防方法は?
基本は梅毒に感染している方との性行為を避けることです。
性行為による感染を防ぐためには、性行為をしない(No SEX)か、する場合はより安全な性行為(Sefer SEX)を守って行動することです。
より安全な性行為は、コンドームを正しく使用して、精液、膣分泌液、血液などに直接触れないようにすることです。ただコンドームが覆わない部分の皮膚から感染することもあるため、100%予防できるものではありません。
皮膚や粘膜の異常など気になることがあれば、性的接触を控え、早めの受診をしましょう。
保健所で無料・匿名の検査ができます
もし感染していたら
ペニシリン系などの抗菌薬の内服薬または注射薬(点滴薬)により治療します。
性行為など感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまで避けましょう。
パートナーなど周囲で感染の可能性がある方と一緒に検査を受け、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。




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