腸管出血性大腸菌感染症について

腸管出血性大腸菌感染症とは

腸管出血性大腸菌(O157など)が体の中に入り、この菌が産生する「ベロ毒素」によって引き起こされる感染症です。主に、腸管出血性大腸菌がついた食べ物などを介して口から体に入ることで感染します。腸管出血性大腸菌は感染力が強く、比較的少量の菌でも感染者(患者・無症状病原体保有者)の便などから他の人に広がること(二次感染)があります。

症状

下痢(軽いものから水様便・血便)、腹痛、発熱など

※無症状の場合もあります。

※疑う症状がある場合、原因が腸管出血性大腸菌であるかどうかを確認するために、必ず医師の診断を受けましょう。

潜伏期間

おおよそ3~8日間

予防方法は?

  • 食事や調理の前、排便の後、下痢をしている方の排泄物の処理をした後は丁寧に手を洗いましょう。
  • 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅します。加熱して調理する食品は十分に加熱して食べましょう。
  • 生肉に触れた箸を介して細菌が体内に入ることを防ぐために、肉を焼く箸と食べる箸は分けましょう。
  • 生肉に使った調理器具を介して他の食材が細菌に汚染される可能性があります。まな板や包丁は十分に洗って消毒しましょう。

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