水痘について
更新日:令和8年4月1日

水痘とは
◆水痘(すいとう)とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイル スによって引き起こされる、かゆみを伴う発しんが全身に出現する感染症です。
◆水痘は主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。小児における合併症は、皮膚の二次性細菌感染、脱水、肺炎、髄膜炎、脳炎などがあります。成人での水痘も稀にみられますが、成人に水痘が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。
◆成人や妊婦、乳児、あるいは免疫不全や合併症がある場合には重症化のリスクが高くなることが知られています。また、妊娠早期の感染では胎児死亡や発達遅滞を伴う様々な神経障害、皮膚の瘢痕などといった先天性水痘症候群のリスクがあるほか、出産の前後数日間で妊婦が発症すると赤ちゃんが重症化する場合があり、赤ちゃんの致命率が高くなるといわれています。
感染経路は?
感染した人のせきのしぶき(飛まつ)を吸い込んだり(飛まつ感染・空気感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。
おもな症状
発しんの発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発しんは紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱(水ぶくれ)、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。
潜伏期間
おおよそ2週間程度(10日~21日)
予防・対策方法は?
◆水痘にはワクチンがあり、現在国内では乾燥弱毒生水痘ワクチン(以下、水痘ワクチン)が用いられています。水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。
◆飛まつ感染・接触感染を避けるため、外出時にはマスクを着用し、帰宅時にはせっけんで手洗いをするなど基本的な感染対策を心がけてください。
◆家庭内接触での発症率は90%と報告されており、家庭内での感染を防ぐために水疱(水ぶくれ)に触れた後の確実な手洗いやタオルの共用を避けるといったことも重要です。
◆水痘が流行している家庭内や施設での予防では、72時間以内の水痘ワクチンの緊急接種による発症の防止、症状の軽症化が期待できます。
疑わしい場合は?
発しんなどの症状が出現し水痘を疑う場合、医療機関に電話等で水痘の疑いがあることを伝え、医療機関の指示を仰ぐようにしてください。




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