金沢市冬期バリアフリー計画 3-3(1)

幹線ネットワーク路線では、基本的に歩行者利用の多い広幅員歩道の整備を優先的に進め、整備済み路線やアーケードなどの既存施設と有機的に結合させ、無雪空間の拡大を図る。また、歩行者の集中する交差点、バス停等においては、局地的な融雪施設の整備推進により、無雪空間のネットワーク形成を図る。

• 既に整備が済んでいる路線やアーケードなどの既存施設を有効に活用し、部分的に未整備な箇所の整備を進め、無雪空間のネットワークの形成を図る。

• 幹線ネットワーク路線では、歩行者利用率の高い広幅員歩道から優先的に散水・無散水の防雪施設整備を行う。
• アーケードや上屋等、全天候型施設の整備も進めていく。

幹線ネットワーク沿いにある乗降客数の多いバス停は、バリアフリー機能を持たせるだけでなく、さらに冬期における休憩場所にもなるような、拠点バス停の整備を図る。
例） 武蔵が辻（丸年前）、香林坊（日銀前）、野町広小路 など

準幹線ネットワーク路線は、都心軸へのアクセス性を高め、重点整備地区を面的にカバーする路線として、歩道設置済み路線のうち、歩行者数の多い路線を位置付ける。
散水・無散水消雪設置による無雪化を図るほか、施設整備が困難な場合は、歩道除雪を行い、歩行者ネットワークの形成を図る。

行政主体の歩道除雪体制を強化し、歩道除雪路線や、歩行者が多く歩道融雪施設の整備やアーケードの施設整備が困難な路線においては、幅員2.5メートル以上の歩道については小型除雪車による除排雪、幅員2.5メートル未満の歩道については小型除雪機及び人力により、行政が主体となって、歩行者空間の確保に努める。