14年度第1回

介護保険の実施状況

14年度第1回 金沢市介護保険運営協議会 議事録要旨

  1. 会議の日時および場所
    1. 平成14年(2002年)5月31日
    2. 市役所7階全員協議会室
  2. 出席委員20名(うち代理1)
  3. 議事内容

(1)介護保険の実施状況について

事務局より介護保険の状況、「長寿安心プラン2000」の進捗状況、各種実態調査について説明。

(委員)
在宅サービスを支給額まで利用しない理由の中で、緊急時のために余裕を残したい、利用料がもったいないの二つについては今後の対応を充分に考慮する必要がある。介護保険サービスを利用しなかった理由の他人を自宅に入れたくないについては、何らかの方策をもって打開しなければ、サービスの利用促進には繋がらないだろう。利用の仕方がわからなかったという理由については、広報等による充分な情報提供が必要である。

(2)第2期介護保険事業計画の策定について

事業計画ワーキングチームのチーフ吉田委員より説明、介護サービス評価事業について事務局より説明。

(ワーキング委員)
まちかどまちかど相談所について薬剤師協会はどのような対応を行なっているのか。

(委員)
まちかど相談所は、薬局に相談内容を記入する用紙が置かれ、記入して頂いた用紙をお年寄り介護相談センターへ渡し、お年寄り介護相談センターから相談内容に応じて適当な相談施設等を紹介するという仕組みになっている。あまり市民による利用がないのが実情である。

(委員)
現在、介護老人福祉施設は不足しているのが現状である。現況に合わせて、申し込んだ順番よりも特別の理由を基準として入居できることを考えて欲しい。

(事務局)
市役所を介することなく直接施設利用を申し込めるようになったこと等が施設傾向の一要因であると考えられる。アンケートを更に細かく分析し、ワーキングで参考として頂きたい。ほとんどの高齢者は在宅での生活を望んでいるため、これを支援していく考えである。

(委員)
在宅で生活したいにもかかわらず、在宅で利用できるサービスが円滑に提供されないために施設志向となっている。サービスの単品利用ではなく、必要なサービスを複数組み合わせるようなケアマネジメントの工夫が必要である。

(委員)
住宅改修のサービスを利用するために介護認定を受け、その他のサービスは利用していないという人もいる。

(委員)
入居待機者の意見では要介護度5の場合、在宅サービスを利用して在宅生活を行なうには支給額が不足であり、支給限度額以上の補助もしくは助成がなければ、在宅生活は無理である。

(委員)
地域サロンを利用したい高齢者の方には歩行が困難な方も多い。そのため、もっと狭い範囲内で設置も考えてほしい。

(奥会長)
地域サロンの数は各校下に一つであるが、場所を移動して開催している校下もみられる。

(委員)
市民フォーラムの参加人数を増やす工夫として、市を4分割し、参加しやすいよう、公民館などの公の場を活用し、小さな単位で開催してはどうか。

(事務局)
市民フォーラムは場所だけでなく、曜日、時間も工夫したいと考えている。

(委員)
お年寄り介護相談センターについてのPR活動が介護家族に対しても必要である。

(事務局)
介護者を持つ家族に対してはPRの冊子を配布しているが、今後も更にPRしていく。

(3)その他

今後の事業計画の進め方等について事務局より説明。

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