色彩の考え方
よくある質問
看板などの屋外広告物等の色彩について教えてください。
回答
金沢市屋外広告物等に関する条例では、色彩の基本要件について、「屋外広告物の地色は、けばけばしい色彩を避け、屋外広告物に使用する色の数もできるだけ少なくする」こととしています。
赤系・黄系の色や、彩度の高い色は、人の目を引ける反面、景観や安全への影響も大きいため、最小限の使用をお願いしています。
具体的には、地色に用いない、アクセント色として限定的な使用に留めるなどです。
近年、コーポレートカラーであっても、看板の地色を白とする、彩度を下げて落ち着いた色彩とするなど、景観に配慮されたデザインを構築し、地域に寄り添う企業が、地域に受け入れられる例が多くみられます。
色彩の組み合わせにも注意が必要です。
文字を読みやすくするには、文字と地色に適切な明度差を設けることが有効であり、彩度(鮮やかさ)を高くする必要はありません。
(下図のような色彩の組み合わせは、大きさや許可の要否に関わらず特に注意が必要です)
どのような色が「けばけばしい色彩」に該当するかについて、本市では一律の数値基準を設けず、屋外広告物審査会において個別に審査していますが、基本的には彩度10を超える場合、「けばけばしい」と判断しています。
なお、広告物を掲出される際は、許可や届出が不要の規模でも事前協議をお願いいたします。